米国、オーストラリアなど世界中で大ヒットしているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」により買い注文が殺到し、同ゲームを開発した任天堂の株価は、19日の東京株式市場で前営業日比約14.3%高、1株=31770円の終値を付け、2010年5月以来6年2カ月ぶりの最高値となった。また取引中、一時、前営業日比約18%高の1株=32700円を付けた。株価の急上昇で、任天堂の時価総額は4兆5000億円を超えた。
「ポケモンGO」は衛星利用測位システム(GPS)を利用し、ゲームが指定する場所に行き、スマートフォン画面上で「ポケモン」を捕まえ、集めてくる内容だ。
同ゲームは、今月6日米国などでの配信開始後、ゲームのやりやすさから爆発的な人気を集めた。「ポケモン」を捕まえるために、人々が米ワシントンにあるホロコースト記念博物館や国立墓地など様々な場所に殺到して社会問題になったほどだ。
東京株式市場では、米国などで配信開始した6日の任天堂の株価終値は1株=14380円だったが、投資家からの買い注文集中で、7日から株価は急上昇し、15日の終値は約倍の1株=27780円となった。
IT系情報ニュースサイトのテッククランチによると、20日予定されていた国内配信予定は延期だという。
(翻訳編集・張哲)
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