北朝鮮警備艇、韓国領海に侵入

2016/02/09
更新: 2016/02/09

北朝鮮警備艇が8日、韓国領海に一時進入したため韓国海軍が警告射撃を行ったが、軍事衝突は起きなかった。

韓国軍の8日の発表によると、同日午前6時55分ごろ、黄海に位置する韓国統治下の小青島(ソチョンド)近海で北朝鮮の警備艇が海上の南北境界線を超えたため、韓国軍が警告射撃を行ったところ、同警備艇は引き返した。

韓国の通信社・聯合ニュースは、韓国海軍は北朝鮮の警備艇が境界に接近した際に何度も警告信号を発したが、同警備艇がこれを無視して韓国領に侵入してきた。韓国側が5発の警告射撃を行ったところ、同警備艇は7時15分ごろに北朝鮮方面に退却したと報じている。

北朝鮮は7日に長距離弾道ミサイルを発射したばかり。ある韓国軍高官は、現在韓国軍は海上の南北境界線近海の監視体制を強化し、北朝鮮軍の動向に細心の注意を払っていると発言している。

(翻訳編集・桜井信一)