【大紀元日本1月29日】ロイター通信は28日、インド当局者からの情報として、インドは新明和工業が製造する水陸両用の海上自衛隊救難飛行艇US-2を購入する方向で概ね合意したと報じた。これにより、同国は第二次世界大戦以来、初めて日本から防衛装備品を購入する国になる。
ロイターの報道によると、US-2飛行艇1機あたりは1億1000万ドルで、15機の購入で総額は16億ドルを超える可能性がある。
なお、インド国内における共同生産などの詳細について、3月に開かれる作業部会で詰めるという。
英BBC放送はインド軍関係者の話として、防衛装備品の購入は「両国首脳レベルでの共通戦略に基づく決定」とし、両国にとって戦略的「必要性と必須性」があると伝えた。
中国と長期的な領土問題を抱える両国は今後、先端技術での協力関係を強化すると専門家は見込んでいる。
今回インドに輸出する予定のUS-2は、武器を搭載せず非軍事目的で利用することが可能なため、武器輸出三原則に抵触しないという。
(翻訳編集・張凛音)