【大紀元日本11月19日】韓国ソウルで16日に起きた高層マンションへの小型ヘリコプターによる衝突・墜落事故について、事故原因は濃霧による視界低下だとされている。中央日報電子版は専門家の話として中国の大気汚染の影響で韓国に濃霧が多発したと報じた。
韓国気象庁の資料によると、ソウルで今年、軽度の霧13日間、濃霧12日間を観測した。この数字は2011年ではそれぞれ3日間と7日間だった。
同国の専門家は視界不良を引き起こす霧の増加は中国の大気汚染の深刻化と関係しているとみている。「都心部を飛行するヘリコプターにとって、増加する霧は危険要素となっている」と同記事は伝えた。
また事故当時、マンションに取り付けられている航空障害灯が故障のため、手動で操作されていた。濃霧の日は、日中にも点灯を義務付けられていたが、マンション管理者は日の出の後で消灯した。このことが事故と関連があるかどうか、現在調査中とされている。
(翻訳編集・高遠)
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