【大紀元日本6月13日】海外の中国情報サイトはある幹部からの情報として、今年4月に失脚し取り調べを受けている重慶市元トップの薄煕来氏は、11件の殺人事件に関与していたと伝えた。また、同氏が毛沢東路線の復活や政変を企んだことも党内で通達された。指導部は薄氏の事件を「路線闘争」と定め、厳しく追及する構えだという。
北京市の共産党学校での養成を終えたばかりの同幹部は養成期間中に内部通達を受けたという。
11人の殺人事件に関して、すでに公表されたイギリス人男性の毒殺死事件のほか、残りの10件は然るべきタイミングで公表する予定だという。
さらに、薄氏が「文化大革命の復活」を企んでいたほか、「第二の党の中央権力」を築こうと政変に関わっていた内容も通達された。米総領事館に駆け込んだ王立軍・重慶市元公安局長からの証拠提示は終了しているという。
また、本紙が入手した最新の内部情報によると、近頃開催した政治局拡大会議の席で、胡錦濤サイドは薄煕来案件について、「深刻な汚職問題」「殺人関与」「政変計画」などの証拠を提出したという。
同幹部の話によると、党指導部は薄煕来事件を「路線闘争」と定めたが、刑事事件として処理する方針という。
(翻訳編集・叶子)
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