四川省の民主活動家に懲役9年 ネット上で民主化訴えたため

2011/12/27
更新: 2011/12/27

【大紀元日本12月27日】四川省遂寧市の裁判所は23日、民主活動家の陳衛氏に「国家政権転覆扇動罪」で懲役9年の判決を下した。米国VOAが伝えた。

陳衛氏の弁護士によると、同氏は政治・民主に関する改革を主張する4つの文章をインターネットで発表したため、逮捕されたという。

今回の裁判では、審判が下るまでに3時間もかからなかった。陳氏は「自分が行なったことは犯罪ではない、独裁は必ず敗れ、民主は必ず勝つ」と主張したという。

今年2月に中東アフリカ地区で起きた市民による民主化革命「アラブの春」の影響を受けて、インターネット上で中国の社会的変化を望む声を上げた数百人の民主活動家や市民が、当局により拘束されている。陳氏もそのうちの1人だった。

(翻訳編集・王知理)