【大紀元日本4月28日】18日に台湾を訪れた安徽省省長・王三運氏は、台湾法輪功学習者らに「集団虐殺罪(ジェノサイド)」の罪で台湾高等検察署(高検署)に告訴された。王氏は2001年から10年間、中国で法輪功学習者を大量に拘束し、残虐な迫害を加えたとして、台湾法輪功学習者らが高検署に対して、王氏が台湾滞在期間中に緊急調査と拘留喚問を求めた。
台湾法輪大法学会理事長・張清溪氏によると、王氏は四川省副書記を務めていた当時、法輪功学習者を対象に大規模な迫害運動を企て、当時、成都市だけでも1万9千人の警察を含む関係者を出動させ、むやみに法輪功学習者を拘束していたという。
原告団代表の朱婉_qi_弁護士によれば、台湾の立法府と15の県・市議会はすでに、「人権犯罪履歴のある共産党幹部の訪問を招請しない・歓迎しない・接待しない」という議案を通過させたという。王氏の台湾訪問期間中、台湾立法委員、各県・市議会議員も法輪功学習者と共に迫害停止の呼びかけ活動に参加した。
23日、王氏が台湾の観光名所・日月潭を訪れたとき、抗議する法輪功学習者の応援に駆け付けた地元ラジオ局のパーソナリティ許豊生さんは、次のように語った。「人権や生命を尊重することは台湾の主流価値観とされてきたにもかかわらず、大陸で法輪功学習者に対して残虐な迫害を加えた王氏が台湾を訪れることができた。皮肉なことだ」。許さんはさらに、大陸で拘束されている法輪功学習者を直ちに解放するよう呼びかけた。
法輪大法学会の張清溪氏は、「台湾が国際社会に立脚できるのは、台湾に民主・人権と法治が存在するからです。この点が中国共産党との最大の相違点です。我々は、台湾の司法機関が速やかに法律に則り、彼を即時に逮捕することを望みます」と語った。
(翻訳編集・余靜)
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