【大紀元日本8月12日】広東省肇慶（チョウケイ）市では１０日午後、大規模な地滑りが発生、７棟のアパートが丸ごと川に倒壊する事件が発生した。

中国国内メディアの報道によると、同市の封開県で１０日午前９時頃、県内の川・賀江沿いの７棟のアパートの壁にひび割れが生じ、建物自体が傾き始めた。午後４時頃、これらのアパートは大きな音をたてながら相次ぎ賀江に倒壊した。

現地住民の情報によると、壁に同様のひび割れが確認できた建物はほかに２０数棟あり、そこの住民は全員緊急避難している。

地元政府の関係者は本紙記者の取材に対し、今回の倒壊事故で約５０世帯計２００人余りが被災したと説明した。

今回の大規模地滑りの原因について、地元の地質専門家は、これまでに賀江で発生した大洪水により、川の堤防が長期に水に浸透されて、地盤が緩んでしまったためと分析している。