<青海大地震>死者4000人以上か 当局は救援拒否、核が原因の説も

2010/04/18
更新: 2010/04/18

【大紀元日本4月18日】青海大地震が発生した直後、台湾が北京当局に、4時間以内に救助隊を被災地へ派遣すると表明したが、思わぬ回答を受け取った。15日、中国大陸の海峡両岸関係協会(海協会)から台湾の海峡交流基金会(海基会)宛に送られた書簡には、「現在、救援は十分に足りている。必要となった場合はただちに連絡をとる」と書かれていた。

しかし、台湾図博之友会の周美里会長とチベット亡命政府駐台代表の達瓦才仁氏は、被災地のチベット人からの情報により、少なくとも死者は4千人、負傷者は1万人を超えているとの見方を示している。これは、中国当局が公表している数字の3倍。

中国当局が頑なに海外からの救援を拒絶する理由として、2人は災害状況の隠ぺいや政治的な思惑などを挙げており、「人命を全く顧みない行為だ」と強く非難している。

謎の建物 に関連か

達瓦氏は、地震が発生した青海省玉樹県の出身。同氏は、玉樹付近には用途の分からない謎の建物が多く存在し、「核に関連する可能性も否定できない」と、当局が外国からの救援を拒否した原因を推測した。

青海省には「国営221工場」と呼ばれる中国第一の核兵器施設が設置されている。中国最初の核ミサイルはここで製造されているという。「国営221工場」が所在する蔵北自治州の西海鎮は、315号国道を通して玉樹県と繋がっている。

(翻訳編集・坂本)