コスタリカ大統領が新型インフルエンザ感染、国家元首初

2009/08/13
更新: 2009/08/13

【大紀元日本8月13日】コスタリカ政府は11日、オスカル・アリアス・サンチェス大統領(68)が新型インフルエンザ(H1N1型)に感染していることを明らかにした。国家元首の新型インフルエンザ感染が公表されたのは今回が初めて。

AFP通信によると、アリアス大統領は先週末にのどの痛みと発熱を訴え、11日に感染が確認された。大統領府長官は、大統領の病状は落ち着いているが、少なくとも7日間の隔離治療が必要だと話している。

大統領府の報道官は、今回の公表について「大統領は国民にうそをつきたくなかった」と説明した。自宅で療養することになった大統領は「のどの痛みと発熱以外、問題ない。日常業務は電話を通じて行っている。来週には執務に復帰したい」と話している。

世界保健機関(WHO)の統計によると、新型インフルエンザの感染により、世界では1462人、コスタリカでは27人が死亡している。今後、新型インフルエンザの感染者は世界で20億人にのぼると予想されている。

(翻訳編集・余靜)