【大紀元日本7月6日】2008年7月6日の札幌は好天に恵まれた。夏の暑さを和らげるように、涼しい風が時折吹き、パレード行進の法輪功学習者らの迫害反対の訴えに天の神も力を貸しているかのようだった。2008年7月7日~9日までの三日間北海道の洞爺湖で開かれるG8サミットに合わせて、サミット開催の前日の6日午前10時から、札幌市の中心部の大通公園で、台湾と日本全国から集まってきた法輪功学習者延べ200人がG8主要国首脳やG8参加国、札幌市民、各国のメディアに、「中国共産党による9年にわたる法輪功への迫害を停止させよう」と迫害停止を訴えた。
パレードは、青い上着に白いズボンの勇姿で美しい隊列と迫力ある演奏で世界各地で好評を博している「天国楽団」を先頭に、その後ろに「中共の法輪功への迫害を停止させよう!」「法輪功は世界中に愛好されている、中共だけが迫害をしている」「3900万の中国人の脱党を応援しよう」と訴える横断幕を高く挙げ、堂々と行進した。
今回のデモは恵まれたのは天気だけではなく、大勢のメディア取材にも恵まれていた。AFP通信社東京支局、NHK、北海道文化放送のスーパーニュース、北海道新聞社、北海道テレビ放送、北海道放送Hanaテレビ、及び読売新聞東京本社などが今回のパレードを取材した。
「今回のパレードのテーマは何か。G8サミットに何を期待しているか」との質問について、法輪功学習者らは、「今回のパレードのテーマは、法輪功への迫害反対を、平和的に訴えるもの。G8首脳や世界各国首脳、国民、札幌市民に訴えたいことは、G8主要国は中国との間に経済的な交流がかなり盛んに行われているが、中国共産党は経済的発展で得られた利益を国民の人権弾圧、言論の封じ込め、独裁政権の維持に使っているだけである。2008年のオリンピック開催権の争奪の際にも、国際社会に中国国内の人権状況を改善すると約束しながら、実際には、何一つも改善されておらず、逆にオリンピックのために安定した社会を作るという口実で国民の言論の自由を奪い、法輪功学習者らの人権を益々迫害している。中共は国際社会をずっと騙してきた」と訴えた。
また、「もし今のG8がG11あるいはG13と構成国が増え、中国はその一員になった時、どう思うか」との質問については、「中国共産党のない中国は明るい未来があると我々は信じている。しかし、皆さんご存知のように、中国共産党政権は十数億の中国人を拉致し、人質にしておきながら、国際社会の一員として登場するのは、国際社会の正常な秩序を乱すだけである。様々な地域紛争に中共の爪の跡が残されている。2008年のオリンピックも五輪史上前代未聞の数々の可笑しい出来事を残した。国際社会は中共の真相を知り、目覚める時代が来たと思う。3900万人の脱党は中国国民の目覚めたことを物語っている。中国国民は中共の被害を深く受けた民族である。その痛みは酷いものである。国際社会が1日も早く中共の真相に目覚めることが、中共の崩壊につながる。中共が地球上から姿を消す時代は、非常に速いスピードで近づいている」と主張した。
パレードは「天国楽団」による「法輪大法は素晴らしい!」というメロディを演奏しながら進行し、沿道に足を止めて観賞する人々の心の深いところまで感じさせたようだ。小さい子供の学習者も手作りの折り紙の蓮の花を配った。今回のデモには台湾や日本各地などから200人ほどが参加した。
「天国楽団」に先導されて行われた法輪功パレード(大紀元)
沿道の人々に資料を配付する学習者たち(大紀元)
沿道の人々に資料を配付する学習者たち(大紀元)
「天国楽団」に先導されて行われた法輪功パレード(大紀元)
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