米フラッシング事件:在米台湾人、中国領事館工作員の画策を証言

2008/06/21
更新: 2008/06/21

【大紀元日本6月21日】米ニューヨーク州フラッシングで中国共産党からの脱退運動を平和的に展開している法輪功学習者らに対し暴言や暴行などの嫌がらせで妨害している事件で、在米台湾人の男性がこのほど大紀元時報に、中国領事館の工作員らしき人物に、チャイナタウンで法輪功学習者に暴言を吐き、威嚇するよう働きかけられたと証言した。

男性の名前はさん(74)、米国に住んで21年になるという。施さんの話によると、ある日、ニューヨーク・フラッシングのチャイナタウンにあるスーパー『中美超市』で、見知らぬ中国人男性に声をかけられた。「法輪功が『天滅中共』と言っているので、彼らを締め付けする人を探している。あなたが協力するなら、報酬を払う」と言われた。2時間ごとに10ドルの報酬がもらえる。現場では中国領事館の関係者が監視し、雇われた人々の行動を記録して、後に報酬を払う根拠になる。また、終わった後、請求書らしきものをもらい、そこに自分の行動の記録が書かされるため、後に特定の方法で現金に換金できる、などの説明を受けたという。

行動の内容について、中国語で「米国の子分、売国奴」などを大声で罵り、警察が見ているときに、絶対に手を出してはならない、などと提案されたという。

このことを大紀元に証言する理由について、施さんは、「私は暇なのでよく周辺のスーパーでぶらぶらしている。法輪功学習者の行動をずっと観察してきた。彼らは誠に出来ている人間であり、決して愛国心のない人々ではない…」と話し、結局、自分はこの中国領事館の関係者らしき人物の要求を拒否したという。

(記者・何秀蛾、アンナ、翻訳・編集/叶子)