【大紀元日本6月15日】来週からチベットのラサ市で行う北京五輪トーチリレーのため、中国当局は厳重な警備体制を敷いている。
香港の人権団体「中国人権民主運動信息中心」によると、今回のリレーのため、8千人の解放軍と4千人の武装警察がラサ市に進駐した。
ラジオ自由アジア(RFA)は現地のチベット人の証言を引用、ホテルを含め市内の至る所で武装警察が巡回している。その一方で、観光客も依然訪れていると報じた。
3月中旬の抗議・武力弾圧事件後、ラサ市ではずっと戒厳状態が続いており、リレーの直前になって、緊張が一層高まった様子。RFAによると、記者がある市民に電話をかけ取材を申し込んだところ、外国メディアと聞いたとたん、相手が慌てて電話を切ったという。
また、上記の香港人権団体によると、現地では、同市の住民でないチベット人を探し出すために、公安警察が戸籍調査を始めたという。列車の駅などでは厳しい検問を実施しており、ラサ市駅だけで約100人の武装警察が駐屯している。
トーチリレーのルートとランナーは依然公表されていない。
(翻訳・編集/叶子)
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