チベット:中国の武力弾圧に対する各国の反応

2008/03/18
更新: 2008/03/18

【大紀元日本3月18日】チベット群衆のデモ活動が流血衝突に変わった。豪州ケビン・ロッド首相はこの中国共産党のチベット人鎮圧に対し憂慮の意を表した。豪州は中国共産党のチベットに対する主権を認めているが、人権問題に関しては注目し続けていると首相は話したが、そのことが豪州緑党の非難を招いている。昨年、ビルマの軍人政府が僧侶のデモを鎮圧した際、首相は制裁を行うことを主張したのに対し、現在直面しているチベット問題については、中国に対しただ自制を要求するのみであると批判した。

豪州以外にも米国、欧州国家や日本は皆チベット情勢に注目しており、ドイツの外務大臣シュタインマイヤー氏は昨日、中共外漲・楊潔篪(ち)氏に電話し、チベットの現在の状況公開と平和的解決に尽力することを呼びかけた。

チベット亡命政府の声明では「非常に信頼性の高い」消息筋によれば、14日のラサ市で起きた抗争事件で少なくとも80人が命を落とし、多くの遺体は現在ラサ市の公安部オフィスの前に積まれているとのこと。

(翻訳・坂本)
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