[パリ 24日 ロイター] フランスの銀行大手ソシエテ・ジェネラルは24日、1人のトレーダーによる不正行為を発見、その影響が49億ユーロ(71億6000万ドル)に上ることを明らかにした。
ソジェンはまた、クレジット市場混乱により第4・四半期に20億5000万ユーロの追加評価損を計上すると発表した。
さらに、資本増強のため55億ユーロを調達する方針を明らかにした。
2007年の純利益が、前年を大幅に下回る6億─8億ユーロになるとの見通しも示した。
ダニエル・ブトン会長兼最高経営責任者(CEO)が辞意を示したが、取締役会が慰留した。
不正行為を行ったのはパリを拠点とするトレーダー1人で、現在、同社が解雇の手続きを進めている。このトレーダーの上司も退社する。
前日の欧州株式市場では、ソシエテ・ジェネラル株が4.15%急落していた。同社の株価は年初から約20%下落している。
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