国連安保理非常任理事国、新たにリビア・ベトナムなど5カ国

2007/10/21
更新: 2007/10/21

【大紀元日本10月21日】国連総会は10月16日に、安保理の非常任理事国として、来年1月より2年間の任期で、リビアベトナムブルキナファソクロアチアコスタリカを新たに選出した。

*リビア:外交関係改善

リビア駐国連大使は、同国が国連安保理メンバーになったことから、これまでの外交関係の改善に尽力した結果だと示した。米国は過去15年間、リビアはテロ組織を支援し、1988年スコットランド・ロッカビー上空のパンナム機爆破事件を促したとして、安保理への参与を阻止した。

今回の当選について、リビア駐国連大使は、米国はリビアと対抗しなかったことには驚かないとした。何故なら、米国との関係はここ数年間において正常化したからだとし、ロッカビー事件の責任はすでに果たしたと強調した。

リビアはロッカビー事件の死者に対して賠償を払い、2003年に核兵器項目の開発を放棄した。

*ベトナム、ブルキナファソ

米VOAによると、ベトナムおよびブルキナファソは第1回の投票で、192カ国の加盟国の中で3分の2の高得票で安保理非常任理事国に当選した。一方、クロアチアとコスタリカは第2回投票でチェコ共和国およびドミニカ共和国を負かした。

昨年のラテンアメリカ諸国間の競争に比べ、今年の選挙は基本的に低調だった。昨年の選挙では、ベネズエラおよび米国が支持したグアテマラは47回の選挙でも決まらず、最終的にパナマが当選した。

新しい安保理非常任理事国は2008年1月1日より、コンゴ、ガーナ、ペルー、カタールとスロバキアの代わりに、15カ国からなる国連安全保障理事会に参与することになっている。

(翻訳/編集・余靜)
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