中共脱党の波:迫害機関や政府職員など、脱党声明を続々と発表

2007/09/14
更新: 2007/09/14

【大紀元日本9月14日】中国各地で広まっている中国共産党(中共)からの脱党、離党ブームの拡大につれ、中共の足元は日増しに崩れつつある。主に法輪功学習者への迫害を実行する中共政府機関である「610弁公室」職員や各地の省、市、県レベルの政法委員会(政治法令委員会)及び党委員会の党幹部は迫害の真相を知り、『九評共産党(中国共産党についての九つの評論)』(大紀元時報編集部刊行)を読んで中共の「嘘と暴力」の実態を再認識している。特に法輪功学習者を対象とする人体臓器狩りが暴露されてからは、中共の嘘の宣伝を信じてしまったことで、国民そして国家に申し訳ないことをしたと後悔し、相次いで声明を出し脱党をした。

「610」弁公室職員の脱党声明

今年8月、中国大陸出身の馬文さんは大紀元脱党センターにアクセスし中共との決裂を表明し脱党声明を出した。馬さんは「私は非常に恥ずかしく思っています。私は中国X県「610」弁公室の一人の職員です。真相を知らなかったために、私は法輪功学習者への迫害の中で多くの過ちを犯しました。数多くの法輪功学習者との接触を通じて、彼たちは皆善い人だと分かりました。ここで、法輪大法の先生に、そして大法の学習者に「本当に申し訳ございませんでした」と言いたいのです。今後、仕事の利便をはかり法輪功学習者を助けていきたいと思っています。法輪功を習っている親戚はこれまで数回にわたって私に脱党を勧めてくれました。そして、今日ここで、私は中国共産党(中共)及びその他の関連組織から離脱することを声明致します」と書いている。

また、県政府官員で「610」弁公室に属する王長興さんは声明の中で、「邪党に騙され、毒害され、仕事だけではなく生活においても非常に堕落しています。特に99年7月に法輪功に対して不法な弾圧が始まってから、私も弾圧活動や法輪功学習者への洗脳活動に参加しました。今やっと、これは善良な人々に犯した罪だと分かりました。本当に父母に申し訳なく、過去の行いに対し深く後悔しています。これから、悪党とその関連組織から離脱し、善良な人になりたいと思っています」

政法委員会幹部の脱党声明

中国山東省の党歴の長い、ある党員は、「私は今政法(政治法令)委員会の副書記を務めています。長年、党の政治活動に従事してきました。しかし、この長い間に、中共は善い人ばかりを迫害してきたのを目にしてきました。法輪功学習者が伝えてくれた真相を通じて、私は天がこの邪党を滅ぼそうとしていることを認識しました。身の安全のために、邪党の党、青年団、少年先鋒隊など党と関連するすべての組織から離脱すると決心しました。また、幸運なことに、私は「真・善・忍」が宇宙の真理であることが分かりました。これから、私も「真・善・忍」を基準にとし良い人になり、大法を修煉していきたいと思っています」と脱党声明を書いた。

また、政法委員会幹部の大雪さんも、家族三人を代表して、邪党とその関連組織から離脱することを声明した。

党委員会書記が脱党

定年退職した鄭祥貴さんは、退職するまで工場の党委員会書記を務めていた。友人から真相を聞き、脱党は自らを救うために必ず通らなければならない道であることを認識し、中国共産党(中共)及び、その他の関連組織から離脱することを決心した。

四川綿陽のある党支部書記は、「やっと、邪悪な中国共産党(中共)の陰険かつ凶悪で醜悪な真の姿を見極めることができました。強暴を恐れず、平和に抗争してきた法輪功学習者を尊敬しています。ここで、今日から邪悪な中共から離脱することを声明します」と脱党声明を発表した。

長年、村の党委員会書記を務めてきた趙徳法さんは脱党声明の中で、「これまで中共に騙されてきましたが、甥から法輪功の真相を知り、私も法輪功を習い始めました。法輪功学習者である甥は二回も強制労働されて、中共の迫害により家族が離れ離れとなり、家の財産も一文も残さず持ち去られました。このような迫害を受けた親族を見て、中共に賛同できなくなりました。今、振り返ってみると、長年、中共に従うことを強いられました。中共は今まで大躍進、文化大革命、「6・4天安門事件」、そして法輪功への迫害を起しました。中共が引き続き悪事を働くことを絶対に許さない。ここで厳粛に、この邪党から離脱することを声明致します」と話した。

各レベル政府官員が相次いで脱党

ある政府官員は脱党声明の中で、「私の名前は馬識途です。局長レベルの党幹部です。私は今まで法輪功への迫害に反対してきました。なぜなら、私は良い人間になることは間違っていないと分かっているからです。また、定年退職した健康になりつつ先輩達をよく目にしてきました。本当に、法輪功は利益あって害が一つもないのです。中共は数多くの悪事を働いてきました。私たちは少しずつ理解して確かに騙されたことが分かりました。私と同じ世代の人は、悪いことをしていませんが、やはり天意に背き難いので、中中共と一緒に葬られてはならない。良い人には良い報いがあると私は信じています。これから、より多くの善いことを行い実務に励み、より良いリーダーであるよう頑張りたいと思います。ここに脱党を宣言いたします」と表明した。

政府官員の汪三さんは、「今まで政治腐敗を目の当たりにしてきました。クローニーイズムが横行しており、社会が大きく揺れ出しています。党にはもう希望が全くないのです。ここで、妻、息子、娘、娘の夫と共に中共とその他の関連組織から離脱することを表明します」と述べた。

現在、米国に居住している元空軍上級幹部の王連山さんと元病院院長を勤めていた妻の高さんはインターネットを通じて、「極悪非道の中共から離脱します」と声明を出した。

法輪功学習者である同僚から真相を知った大連の銀行社長・趙明慧さんは、「同僚の話は非常に理に適っていると思いました。すばらしい将来を迎えるため、今日から中共の党組織、青年団組織、少年先鋒隊及びその他の関連組織から離脱することを決心しました」と示した。

北京国務院に勤務している機関公務員の楊さんと牛さんは、「(党の幹部は)外見では、偉大、公明、公正に見えます。人民の奉仕者は、今どのような生活をしているのでしょうか。発生した集団事件の数を言っても、多分信じてくれる人はいないと思いますが、私たちは毎日、生きる権利を求める人々の声を耳にしてきました。このような状況を目にして、私たち一人一人は考え始めました。私の郵便受けボックスには絶えず『九評』が入ってきています。その中で言及されたことは、今すべて現実となっています。私もこれまでにない冷静さを感じました。そして、今官僚たちが利益を貪っているのは、世も末の現われであることが分かりました。(このような党と政府に)私は全く自信をなくしました。従って、ここで、すばらしい未来を迎えるため、悪党から離脱することを声明します」と話した。

(記者・馮長楽、翻訳・張 哲)