【大紀元日本6月4日】6月6日からドイツ北東部のロストクで開催される予定の主要国(G8)サミット=ハイリゲンダム・サミットに反対する民衆数万人が、6月2日にデモ行進を行った際、警察と衝突し、千人近い負傷者が出ており、78人のデモ抗議者が逮捕された。ロストク警察当局によると、頭に黒いマスクをつけた2千人以上のデモ隊は警察に向かって石やガラス瓶、自家製火炎瓶を投げつけたという。警察側は、これに対して高圧放水、催涙弾および警棒で応戦した。
情報筋によると、400人あまりの警察は衝突時に負傷し、重傷を負った警官もいたという。一方、デモ隊側の話では、500人あまりの抗議者が負傷したという。
デモ活動の主催側によると、今回のデモは貧困を反対、戦争を反対、グローバル化に反対する目的であるとし、各団体が今回のデモに参加したという。デモに参加したのは、約3万人から8万人とみられる。
BBCによると、独当局は、左翼団体は暴動を起こす可能性があるとみて、警戒を強めたという。実際、2001年にイタリアで行われたG8サミットでは、デモに参加した者の1人が警察に射殺された事件があったという。
G8サミットは米、英、仏、独、伊、カナダ、日、ロである。70年代初頭、西側諸国は第2次世界大戦後、深刻な世界的経済危機を経験したことから、世界経済形勢を共同研究し、各国政策を協調し、西側経済を復興するために、仏の提唱下、米、英、仏、独、伊、日の6カ国指導者は、1975年11月にパリ郊外のランブイアイで首脳会議が行われた
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抗議する民衆は、ドイツの北東部ロストクに集まり、G8サミットに対する抗議デモを展開した(Getty Image)
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