【大紀元日本5月28日】中国衛生部は5月26日に、中国人民解放軍のある部隊の士官が高病原性鳥インフルエンザに感染したことが24日に確認されたと発表した。患者は現在治療を受けているという。衛生部は感染場所について触れなかった。
中国衛生部のウェブ・サイトによると、男性患者の程さん(19)は、中国人民解放軍某部隊の士官。程さんは2007年5月9日に発熱、咳などの肺炎症状が現れ、5月14日に部隊病院へ入院し治療を受けたという。
中国疾病予防制御センターは18日に、患者の呼吸道分泌物に対して検査測定を行い、H5N1核酸陽性である鳥インフルエンザウイルスが検出された。同センターは23日に解放軍疾病予防制御センターと共に、患者の痰、胸腔に溜まった液体、血清などのサンプルに対して、再度平行して検査測定を行い照合し、結果は同様にH5N1核酸陽性の鳥インフルエンザウイルスが検出された。
衛生部は、世界保健機関(WHO)における鳥インフルエンザの人感染症例定義および中国の診断基準に従い、今回の患者は高病原性鳥インフルエンザの感染者であることが確定されたと明らかにした。
中国当局は、鳥インフルエンザ感染を重要視しているとし、すでにWHO、香港、マカオ、台湾および一部の国に対して報告したと表明した。
一方、香港衛生署衛生防護センターは、26日に中国衛生部より人が鳥インフルエンザに感染した症例の通報を受けたと示した。
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