要注意!世界で最も汚い中国人民元紙幣、細菌18万個

2007/04/19
更新: 2007/04/19

【大紀元日本4月19日】お金に親しみを感じている人は少なくない。親しみを感じているから、つい警戒心が薄れて、お金の汚い一面を忘れてしまう人も多い。

香港城市大学で行なわれた研究によれば、中国人民元紙幣1枚には平均で細菌17・8万個が付着しており、アジア7カ国(地域)の中で最も多いことが分かった。これは第2位の香港紙幣についている1万個より遥かに多い。関連部門は北京、上海、重慶、広州、南京と大連から採集してきた紙幣500枚を検証した結果、紙幣には大量の大腸桿菌、B型肝炎ウイルス、レンサ球菌、黴菌、サルモネラ菌など10種類以上の細菌やウイルスが付着していることが分かった。

全国政協委員の羅天嬋氏は、最近の全国政協会議で「流通人民元紙幣の汚さは国家のイメージに影響する」という議案を提出した。「もし外国のスポーツ選手(北京のオリンピックと広州アジア競技大会の時)がこんなに汚ない紙幣を手にしたら、どんなに(中国の)イメージを損なうだろうか」と訴えて、流通紙幣に対する衛生管理の改善を求めた。

羅天嬋氏の議案は、同じ全国政協委員の彭りん基氏の賛同を得た。彭りん基氏は「国内の紙幣1枚には細菌18万個が付着しており、世界で最も汚い紙幣だ。トルコのある大学の研究報告によれば、頻繁に紙幣に接触する出納員の肝炎感染率は一般の人より6倍も高い」と指摘し、紙幣による細菌の伝播を減らし、市民の健康を守るために、紙幣の消毒システムを構築するよう提案した。