バチカン:中共との国交修復を試み、台湾との外交は継続

2006/12/07
更新: 2006/12/07

【大紀元日本12月7日】バチカンはこのほど、中国国内の信者らが宗教・信仰の自由を有する前提で、半世紀にわたり国交を絶っていた中国共産党(中共)との関係を修復する考えを示した。ロイター通信によると、バチカンはローマ・カトリック教会より北京へ大使派遣を試みる一方、台湾へ派遣している外交使節もそのまま維持したい意向を示したという。

中国では約1千万人のカトリック教信者がおり、多くは中共政権が認可している教会に加入せずに、地下教会の活動に参加しているという。バチカンは地下教会にて活動をする信者たちを支援することに努めたいと明らかにした。

バチカンは、欧州諸国で唯一中華民国・台湾と正式な国交を持っており、中共との関係が修復されながら、中共に干渉されず台湾との外交関係が維持できるかどうかが注目される。

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