【大紀元日本8月31日】韓国国家情報院上層部によると、米国に訴えられた偽ドル札の密輸容疑者が、北朝鮮が精度の高い偽ドル札の製造を行っていることを明らかにしたという。
「朝鮮日報」によると、証言したのは、重要容疑者とされている中国系米人・呉兆東氏。米当局関係者は北朝鮮が偽米ドルの製造をしていると指摘していたが、重要容疑者による法廷での証言は初めて。
報道によると、米連邦調査局(FBI)、中央情報局(CIA)、法務省および財務省からなる連合調査チームは、昨年8月に米国内で、偽ドル札および偽ブランド・タバコを密輸した59人の容疑者を逮捕したという。容疑者らは、数百万にも上る偽ドル札、4千万米ドルに達する偽ブランド・タバコおよびミサイル部品等の密輸を企んでいたという。
外交関係者によると、米当局は同件について審判を行っており、1~2年内で判決を下すとみられる。審判の進行により、容疑者は密輸を認め、流通経路を暴露する可能性があるとされ、国際社会における北朝鮮の立場は、ますます孤立するであろうとみられる。