中国の不動産に投資する際は、特に慎重になるべきである。国家発展改革委員会が15日発表したところによると、中国において、1年以上売れ残った空室住宅の面積は7979万平方メートルで、商品物件の総面積の65・5%を占めていた。
5月末時点において、中国商品物件(取引用マンション、オフィスビル、別荘等)の空室面積は1億2155万平方メートルで、昨年同期に比べ、17.8%増加した。特に、空室となって1年以上の物件に係る面積は、7979万平方メートルで、総面積の半分を超えていた。
空室率がこれだけ高いにも関らず、中国における不動産向け投資は増加を続けている。今年の5月までに不動産開発に投資された資金は、5658億元で、昨年に比べ、21.8%増加した。
しかし、専門家の指摘によると、中国の空室率に関する統計には、不動産ディベロッパーの“私心”が混ざり込んでいるという。というのも、売れていない物件の中には、高級住宅で、1~2年以上留保され、価格が上昇した後で売りに出される事例が非常に多いのである。北京司法大学不動産研究センター主任董藩によると、「中、高級住宅市場において、物件が販売されるまでの平均所要時間は2年である」という。
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