【大紀元日本6月10日】インド当局の発表によると、夏の雨季が到来し東北部アッサム州でブラマプトラ河が氾濫、六万六千人の被災者を出した。アッサム州当局によると、ブラマプトラ河の氾濫により既に一帯13000平方キロメートルが浸水し、東部一帯の交通に障害をきたしたという。中央社が伝えた。
アッサム州当局は、「洪水被災者は既に安全な地域に避難させ、救援物資を分配中」と発表した。アッサム州ではこの洪水による死傷者がまだないが、5月からの雨季により、インド国内で少なくとも140人が豪雨により死亡した。
全長2906kmのブラマプトラ河は、チベットを水源としアッサム州を経由してマラッカ湾に注ぐ。人口2600万人のアッサム州は、雨季にはブラマプトラ河が洪水氾濫、水田は水没し、村落は流失、家畜は溺死する。2004年には、雨季の洪水で、州民200人が死亡し、1200万人が被災した。