【大紀元日本5月26日】毎年世界保健機関(WHO)への加盟申請を行っている台湾は、本年の加盟申請も失敗に終わった。「アジア・ウォールストリート」紙は24日の社説で、中国共産党(中共)政権衛生部部長の高強氏を含むその他の中共政府高官が真剣に2千300万の台湾「同胞」の健康、福祉に強い関心を寄せているならば、台湾がWHOの構成員の一員になることを歓迎すべきであると指摘した。
社説では、WHOは192の加盟国に、世界経済大国として16位を占めている台湾の受け入れが拒まれることは尋常ではないと指摘。これまで、台北側はアドバイザーとしてWHOへの出席を求めたことに対し、北京側は拒否していた。また、北京側は、台湾が「国家統一綱領」が実質上廃止されたことに対して、強硬な抗議声明を発表している
また、台湾がWHOへの加盟に賛成している国際団体が台湾に対して、別の名称で各活動に参与することを勧めたことから、台湾はこれまで、「中華台北」の名称でオリンピックに参加し、また、「台湾・澎湖・金門および馬祖」の名称で世界貿易機関に参与しており、「経済実体」の形でアジア太平洋経済協力議会(APEC)に参与してきたことに言及している。
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