金総書記、「米金融制裁解除しなければ、六カ国協議応じない」

2006/02/13
更新: 2006/02/13

【大紀元日本2月13日】北朝鮮の指導者・金正日総書記は1月訪中時、中国胡錦濤国家主席に対し、「米国の金融制裁を解除しなければ、核製造問題に関する6カ国協議の復帰を拒否する」と伝えていたことが、複数の外交筋から11日明らかになった。

外交筋によると、胡主席は米国の金融制裁解除を条件にせず、6カ国協議に復帰するよう勧めたが、金総書記は「北朝鮮政府が崩壊する」と断ったという。

米財務相は昨年9月より、「マカオ匯業銀行」(BANCO DELTA ASIA)と一切の為替融資業務を中止した。米国側は、同銀行が北鮮系不正企業8社と結託し、偽造ドル紙幣、麻薬、不法薬物、偽造ブランド・タバコの国際密輸犯罪による収益金を不正に浄化したマネー・ロンダリングの容疑で摘発、制裁に踏み切った。