香港、鳥インフルエンザ感染鶏肉を食し、3人が隔離治療

2006/02/02
更新: 2006/02/02

【大紀元日本2月2日】香港政府は2月1日、中国大陸より密輸された野鳥シキチョウおよび鶏の死骸から、高病原性鳥インフルエンザH5N1型ウイルスであることを発表した。また、香港の住民3人がH5N1型ウイルスに感染した鶏肉を食したため、隔離治療を行っていると示した。

自由時報によると、香港衛生当局は、3人の患者は共に中国広東省に接する新界地区に在住しており、食した鶏肉は鳥インフルエンザに感染した密輸の鳥類と同じ囲いにいたという。

香港漁業農業保護管理署(以下、漁農保管署)の薛漢宗副署長は、ウイルスの拡大を予防するために、漁農保管署はH5N1型ウイルスに感染した鶏を発見した沙頭角・圓敦村に対して、半径5キロメートル内のすべての養鶏場の鶏を処分し、米埔自然保護区およびすべての鳥類公園を閉鎖する対策を施した。

香港衛生署衛生予防センターの曽浩輝顧問医師は、H5N1ウイルスは鳥類の体内の潜伏期間は、通常2~10日であると示し、同2羽の野生鳥類および鶏の感染元が中国または香港であるかは不明だとした。

シキチョウは1月26日に香港に密輸されたもので、鶏の死骸は旧正月前に香港に流入されたものであるという。