中国:松花江のベンゼン汚染が拡大、佳木斯市でも水道供給停止

2005/12/06
更新: 2005/12/06

【大紀元日本12月6日】中国東北部の佳木斯市は、化学工場から流失した有毒物質ベンゼンが松花江汚染したため、水道水の供給が止められた。この汚染事故の影響を受け、黒龍江県県内ではハルピン市に続き断水を余儀なくされた大都市となった。中国紙「中広新聞」が報じた。

AP通信によると、佳木斯市第7供水工場から入手した情報では、断水の原因は松花江の水源が汚染されたからである可能性が高いだという。同市には48万人の市民が在住している。

吉林省の化学工場で11月13日爆発事故が発生し、大量の有毒物質ベンゼンが松花江に流され、そのためハルピン市が数日間にわたり、全域で水道供給を中止した。その後下流の市町村でも相次ぎ断水し、松花江を水源とするロシアの都市まで影響を受け、断水を余儀なくされたという。