亡命した中国人外交官、声明を発表

2005/06/16
更新: 2005/06/16

【大紀元日本6月16日】30団体から組織される自由中国協会は6月13日、シドニーで集会を開き、先日亡命した外交官・陳用林氏(37=チン・ヨンリン)と前中国国内安全保安局職員の郝鳳軍氏(32=ハオ・フォンジュン)の勇気ある行動にエールを送った。陳用林氏は集会に姿を表さなかったが、自由中国協会を通じて、声明文を発表した。以下は陳用林氏による声明文の全文である。

中国領事館という牢屋から解放され、オーストラリア、そして全世界の人々からたくさんのご支援、ご協力をいただいたことに、ここに心から感謝の意を表したいと思います。

私は自分の良心に従い、中共政権から抜け出し、邪悪的な中国共産党の圧政から解放されました。皆さまの励ましは私にとってこの上なく大切なものであり、私に勇気を与えてくれました。私は長い間、自由を探し求めていました。中共が中国人の良心まで支配することはできないということを、今日私は身をもって証明致しました。

いまだに多くの人々が中共政権の歯車に縛りつけられたままです。早く彼らも中共の足枷から解放されるべきです。今はまさに、心と体を縛っている鎖を振り切る時なのです。私と同じように、自由になり、暗闇を突き破り、新しい生活を迎えてください。この道がいくら険しくても、一緒に乗り越えましょう。正義と人権はきっと勝利を勝ち取ります。勇気をもって一緒に手を携え、中共政権が私たちにもたらした恐怖と苦痛を振り捨てましょう。自由と人権は今の中国人が最も渇望しているものです。私たちが最終的な解放を得られるように努力しましょう。

ありがとうございました。

(シドニー・駱亜)