【日本大紀元4月13日】最近、深圳、北京、成都、広州などの都市におき反日デモが発生し、深刻な暴力行為も見られる。外界の分析では、中国における大規模な反日運動は、共産党の背後からの画策による、反分裂法の施行に続く一つの行動で、脱党ブームが現政権にもたらした危機から転換を図るものであり、中国の国益の保全とは殆ど関係がない。
深圳のある人物からの大紀元への投書によると、最近の深圳の反日デモは組織的な捏造事件であった。中国ウオッチャーの認識では、事件の発生と停止は、すべて中国政府にコントロールされていた。中国共産党は民衆の愛国感情に火をつける一方で、斯様な感情が勢いづき、6月4日前後に反共産党デモに発展する事を恐れている。以下詳細な報道をご覧いただきたい。
4月5日、深圳のある人物が大紀元に投書をし、4月3日に深圳で発生した反日デモは、一種の捏造事件であることを説明した。投書によると、『他の地区に関して筆者は何らあずかり知るところではないが、深圳地区のデモ参加者の大部分は、軍服を脱いだ武装警官たちであった(筆者の知人である武装警官も数名、参加した)。デモが始まる前、デモの出発地点には早くから記者らが待ち受け、また警察も早くから特定の地点で待機を始めており、あたかもリハーサルを経た様子だった。まずある地点に集結し、その後大衆をある地点まで誘導して破壊行為を行い、新聞やメディアの前で『デモンストレーション』を行った後、組織的に解散した。
また、その投書で彼はこう述べていた:
『デモ参加者の演技が余りにも真に迫っているため、誰でも芝居だと気付くだろう。しかも、 デモの映像は主に外国へ対して見せるためのものであり、国内のインターネット、 メディアは統制を受けた。デモ参加者の暴力行為が制止されたことも処罰されたこともなかった。なぜならこれは武装警官らが上からの命令に従って行った行動であったため、警察は制止する権限を持っていなかったからである。
周知の通り、大陸の非官製・民間デモもしくは集会は、すべて厳重に管理・禁止されており、また突然発生したデモでも武力によって強制解散され、主催者は刑事拘束の対象となる。北京で直訴のため大規模なデモを組織した葉国柱、および漢源でデモを行った農民の境遇が、その最たる証拠である。今回深圳などで見られた大規模なデモは、外界から早い段階で寄せられた評論によると、中国共産党・政府の操作により、意識的に引き起こされた出来事である事は疑う余地がない。』
手紙の最後にこの人物はこのように嘆いた:
本当に何でも捏造できる時代だ。デモなどの国会政治活動に関わる行為までも捏造できる。
最近までネット上で日本の国連安理会常任理事国加入反対署名運動は勢いがすさまじく行われていたが、4月5日になると突然止まった。ネットに溢れていた署名アピールホームページも突然消えたし、ネット加入者の掲示板もなくなっている。この二つのできことの前後を比べてみたら、意味は想像できる。
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