全ての中国人は黄帝に遡ると言われています。黄帝は、のちに中国となった土地を最初に治めました。紀元前2697年から統治し、黄河の原野に住む民族を1つの政府のもとに統合しました。
2024/05/17
『黄帝内経』は先史文明からのものであり、すくなくとも5000年以上の歴史があると言われています。伝統的な中国医学の最も古い古典的な書物であり、中国医学の魂とされています。後世の中国医学の理論書の源であり、医学生がこれを学ばなければ、漢方の真髄を理解できないと言われてきました。医学部を卒業して、薬の処方を覚えても、漢方で治療を行うことができません。加えて、昨今の状況としては、西洋医学に基づいて処方をしても、治らない病気、難病奇病が増えてきたのです。
立冬の季節には、何か重要な出来事があるのでしょうか?宋代の書『東京夢華録』によれば、皇宮の内部から一般の人々まで、立冬の季節になる前に食料や冬の準備をし、道路は立冬祭りの様子で、忙しく交通量が増え、馬車とラクダは冬の食料で満載になり、道路が詰まり立冬の景色が形成されたと言います。
清朝末期、滅びかけていた漢方を立て直し、漢方の名医、張錫純(ちょうしゃくじゅん 1860 ~ 1933 年)は数千に及ぶ治療記録を残しています。それをご存じ白玉熙さんがシリーズで連載する計画です。まずは、名医、張錫純とその背景のご紹介から始めましょうか。加えて、近々『黄帝内経』の概略についても解説ページを新設して、あとでリンクをお知らせしますね。
秋は全体的に下向き、収束感があります。「春生、夏長、秋收、冬藏」という言葉があり、自分自身の気分や生活リズムを調整して、徐々に沈静させる必要があります。『黄帝内経』には、「早寝早起きして、鶏と共に鳴き、志を安定させ、秋の刑を緩め、神気を収斂させ、秋気を平穏にし、志を外に出さず、肺気を清め、これが秋気に当たる、養うための方法である」と記されています。
人々は疫病を恐れ、秋には肺を健康に保ちたいと考えています。肺を養うための鍵は疏肝健脾です。 ありがたいことに、秋には自然がたくさんのカボチャを実らせてくれますが、カボチャは西洋医学的には強力な免疫増強物質であり、中国伝統医学的には「健脾疏肝」の良い薬でもあります。 寒さや貪欲に損傷された脾と胃を修復し、肝の経絡を浚渫し、最後に肺に蓄積した熱と毒素を排出し、陽のエネルギーを腹部に受け取る役割を果たします。
今年2023年は卯年ですが、本来の干支でいうと癸卯(みずのと・う)です。この年は夏に火のエネルギーが不足し、雨が多く、涼しく、湿っぽい天候となる傾向があります。そのため、脾胃の湿邪や下痢などの消化器系の不調が例年より出やすくなります。脾を強め、湿を払う食材を食べて、脾胃を守りましょう。
漢方でいう肝臓が悪いとは、現代医学でいう肝機能の障害だけでなく、肝臓のエネルギーとも関係しています。漢方では人体のエネルギーを「気」と呼びます。気と血が流れる人体の通路網は「経絡」と呼ばれ、12の内臓に対応する12の大経絡があります。
『黄帝内経』は『素問編』と『霊枢編』の2部から成りますが、その理由はご存じでしょうか。
日本には、秋口(あきぐち)という言い方があるそうですね。はっきり定められていないそうですが、およそ秋の初めの頃。ちょうど今頃の、9月下旬から10月上旬ぐらいの時期のことでしょうか。
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2021/04/09
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