釈迦牟尼はマガダ国に遊化していた時、王舎城の北にある迦蘭陀(からんだ)竹林精舎に住んでいました。 ある日、当地で有名な歌舞団の団長が竹林精舎を訪れました。釈迦牟尼に礼儀をした後、「以前、芸能界の先輩方から、『芸能人が人前で懸命に演技をして、人々を楽しませ、人々を笑わせれば、その因縁で芸能人は死後、極楽浄土に生まれることができる』と聞いたことがありますが、これは本当でしょうか」と敬意を持って釈迦牟尼の見解を謹んで尋ねました。
目犍連(もくけんれん)は、釈迦仏の十大弟子に列せられており、修煉過程の中で優れた神通力を持っています。今日は目犍連に関する伝説をお話ししようと思います。釈迦仏は教えを説き伝えているとき、人間の空間にある弟子だけでなく、他の空間において、多くの生命が聞いていました。仏陀が説法している際、声が次元を越えて、一定範囲内の宇宙空間において、全ての生命が聞こえます。