イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は8月5日、同国の最高指導者モジュタバ・ハメネイ氏との「意思疎通が非常に困難」であると述べた。
大統領と最高指導者の意思疎通が困難
CBSニュースの水曜日の報道によると、ペゼシュキアン大統領は「現在、彼(モジュタバ・ハメネイ氏)との意思疎通は非常に困難だが、いずれにしても、彼の存在は我々にとって非常に大きな力の源であり、前進し続けることを可能にしている」と語った。
ペゼシュキアン氏はイラン国営テレビのインタビューでこの発言を行った。「意思疎通」が具体的に何を指すのかについては説明せず、詳細も明かさなかった。
一方、ペゼシュキアン氏は最高指導者を擁護し、自身は指導者と実りある会議を開くことができており、指導者の「善意と非常に合理的な論理」を感じていると強調した。
ハメネイの負傷状況は謎
56歳のハメネイ氏は、父であるアヤトラ・アリ・ハメネイ氏が2月に米・イスラエル合同空爆で死亡して以降、公の場に姿を見せていない。
今年初め、イランの高官は米メディアに対し、新最高指導者は重傷を負ったが精神状態は良好であると伝えた。
その負傷状況をめぐる外部からの情報は相互に矛盾している。ハメネイ氏が米・イスラエル攻撃で致命的な傷を負い、生命が脅かされているとの報道がある。
ある情報によると、ハメネイ氏は顔と唇に重度のやけどを負い、発話が困難で、顔面の再建手術が必要だという。また片方の手は手術を受け、新たな義手を待っている状態だという。
一方で、ハメネイ氏は耳の後ろに「小さなかすり傷」があるだけで、膝蓋骨と背中を負傷したものの「完全に健康」であるとの報道もある。
注目すべきは、ハメネイが先月、父の葬儀に出席しなかったことだ。またイラン政権は、最高指導者の映像や音声を一切公開していない。
イランのあるメディアは、ハメネイ氏の所在や状態が漏洩する恐れがあるためだと報じた。
イラン大統領は辞任の意向を示していた
イランのあるメディアの8月3日の報道によると、ハメネイ氏はペゼシュキアン氏に対し、辞表を再度提出すれば受理すると警告した。
これに先立ち、ペゼシュキアン氏は5月に、もはや憲法上の職責を果たすことができないとして、即時辞任を求めたと報じられていた。
(責任編集:任子君)
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