中国吉林省の女子刑務所で、法輪功学習者に対し拷問や睡眠剥奪、思想強制などを通じて信仰放棄を迫る行為が常態化している。複数の証言から、身体的・精神的な迫害の体系的実態が明らかになった。
吉林省女子刑務所の中でも、法輪功学習者への迫害を専門とする第八監区では、学習者に信仰を完全に放棄させる(いわゆる「転化」)ことを目的に、極めて残酷な身体的・精神的苦痛を与えている。
中国共産党が1999年7月に法輪功への迫害を開始して以降、留置所、拘置所、労働教養施設、非公式拘禁施設、刑務所など、あらゆる収容施設は、法輪功学習者を「転化」させるための場と化してきた。とりわけ刑務所では、閉鎖的な環境のもと、終わりの見えない多面的な迫害が行われ、学習者に対して信仰放棄が強要されている。
吉林女子刑務所「転化監区」の実態
具体的な手法は、強制的手段と心理的圧迫を組み合わせた体系的なものである。強制的手段としては、小型の椅子に長時間座らせる拘束、暴行、低温環境下での拘束、過酷な強制労働などがある。一方、心理的圧迫としては、トイレの使用制限、水分や食事の制限、睡眠の剥奪、さらには監獄規則38条の暗記強要などが挙げられる。これらの手段は交互に用いられる。
さらに、組織的な精神的圧迫も行われている。学習者は毎日「大教室」と呼ばれる場に強制参加させられ、午前7時半から午後4時まで映像を視聴させられる。夜7時にはニュース視聴も強いられ、目を閉じることすら許されない。週に一度は法輪功を中傷する内容の思想報告を書かされ、用紙をすべて埋めることが求められるほか、壇上での発言も強制される。「不合格」と判断されれば書き直しを命じられる。
また、「五書」(保証書、反省書、決裂書、告発批判書、告発書)の作成も強要される。さらに、学習者は審査を受け、政法委員会の職員による尋問を受ける中で、法輪功を中傷する発言を強制されるなどしている。吉林女子刑務所では、このような精神的圧迫の体系がすでに確立されている。
同刑務所で常態化している強制的手段の一つが、小型の椅子に長時間座らせる行為である。この椅子は高さ数十センチ程度で、座面には凹凸があり、座る際には両脚を折り曲げ、臀部の一部のみがかろうじて接触する姿勢を取らされる。早朝4時から夜9時までこの姿勢を強いられ、体を動かすことも許されない。その結果、多くの人に臀部の潰瘍が生じている。さらに、監視役(学習者を監視する刑事犯)が座面に塩を撒くこともある。
同時に、トイレや水分摂取の制限といった圧迫も加えられ、場合によっては完全に禁止されることもある。監視役は、蹴る、首を絞めるなどの暴力も日常的に加えている。
また、罰として座らされている間、法輪功を中傷する映像を強制的に視聴させられる。これが刑務所における多面的な迫害、すなわち強制的手段と心理的圧迫、さらに精神的迫害の実態である。
被害者証言:拘束と暴力の現場
公主嶺市出身の法輪功学習者・劉桂傑は、2023年2月6日に警察に連行され、その後不当に懲役3年の判決を受け、同年11月に吉林省女子刑務所へ移送され、第八監区102監室に収容された。
同監室では、トイレの使用が制限されるのが常態であり、水分摂取も許されないことが多く、しゃがみ式トイレの途中であっても強制的に引きずり出されることがあった。
彼女は毎日、小型の椅子に座ることを強要され、脚を曲げ、手を膝に置き、背筋を伸ばした姿勢のまま動くことを禁じられた。同時に法輪功を中傷する映像の視聴や監獄規則の暗記を強いられ、覚えられない場合には暴言や暴力を受け、洗面すら許されなかった。
数日後には臀部に出血と潰瘍が生じ、衣服は血で濡れて乾くことを繰り返し、板のように硬くなった。彼女は合計50日間この状態を強いられ、血圧は220に達した。
その後、信仰放棄を強いられたのち第十監区へ移され、引き続き「授業」や中傷映像の視聴、思想報告の作成が強制された。
2年後になってようやく患部はかさぶたとなって治癒したが、その後も骨に薄い皮膚が張り付いたような状態となり、臀部の先端には黒い痕が2つ残った。
高齢者・女性への深刻な迫害
吉林省通化市の法輪功学習者・林国蘭(74歳)は、2020年に不当に懲役4年の判決を受け、吉林女子刑務所で残酷な迫害を受けた。「五書」の作成を拒否したため、看守の指示のもと、2人の監視役(齊心、代玉)により衣服を脱がされ、裸のままプラスチック製の椅子に座らされた。
監視役は左右から彼女の体を引きずり、臀部の皮膚は擦り剥け、椅子は血で覆われた。激しい痛みにより全身に汗が噴き出し、髪まで濡れる状態となり、その後1か月間、ベッドから起き上がることができなかった。
法輪功学習者の李紅(45歳)は、3か月にわたる高圧的な環境下でも信仰を放棄しなかったため、小型椅子による罰を受け、臀部に潰瘍が生じた。監視役は椅子に塩を撒き、耐えがたい苦痛を与えた。
さらに看守の指示により食事量を増やされたが、トイレの使用を許されず、ベッド上での排尿を強いられた。
吉林省農安県青山鎮の法輪功学習者・李聡(当時43歳)は、2019年に不当に懲役6年の判決を受け、吉林女子刑務所に収容された。「五書」を拒否したため、深夜まで椅子に座らされ、複数の監視役から繰り返し暴行を受けた。
監室の扉は閉ざされていたが、外部の人々には内部から激しい打撃音やもみ合いの音が聞こえ、「法輪大法は素晴らしい」「私は五書を書かない」といった叫び声も響いていた。
2020年12月16日および18日、彼女は監視役により衣服を剥がされ、薄着のまま水を浴びせられた上、窓を開けた状態で低温環境に置かれた。12月末に姿を現した際には、意識は朦朧とし、極度に痩せ衰えた状態となっており、その後も洗脳が強制された。
2021年夏には独房に3か月間収容され、その後さらに3か月間継続された。解放時には歩行不能となっており、隠蔽のため監視役に背負われて監室に戻された。それ以降、日常生活の自立が困難となった。
長期収容と後遺症の実態
吉林省舒蘭市の王亜芹は、2022年に不当に懲役5年半の判決を受け、吉林女子刑務所に収容された。収監後、毎日監獄規則の暗記と椅子拘束を強要され、両脚の間に紙を挟まされ、落とすと拘束時間を延長された。睡眠も制限され、夜11時、さらには深夜1時まで続くこともあった。
22日後、彼女は第八監区(いわゆる「転化監区」)に移された。ある時、監視役に押さえつけられ、水を複数回かけられた後、頻繁な排尿症状が現れた。目は赤く腫れ、視界はぼやけ、薬の服用を強制され、拒否すると髪を引っ張られた。食事量も半減させられた。
さらに過重労働が課され、作業場の騒音により聴力にも長期的な影響が生じた。5年半に及ぶ迫害の結果、現在の王亜芹は思考力や反応速度、記憶力が著しく低下している。
信仰放棄に応じない学習者は、最終的に第八監区007室に送られるとされる。監室長は刑事犯の代玉であり、陰険かつ残忍な人物で、学習者への罵倒や陥れなど、あらゆる手段を用いるとされる。同室では99%の学習者が「転化」を強いられているという。
以上の事例は、吉林女子刑務所における法輪功学習者への迫害のごく一部にすぎない。
(事例は明慧網による)
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