【台湾・嘉義】登山しながら列車を追う!? 独立山 国家歩道で列車撮影ミッション

2026/04/29
更新: 2026/04/29

嘉義県竹崎郷の独立山国家歩道は、樟腦寮駅から独立山駅まで続く全長約3.5kmの環状コースです。標高543mから816mまで登り、木道や階段、石畳が続く登山歩道には、台湾で唯一、鉄道と共存するポイントがいくつも現れます。所要時間はおよそ2時間ほどで、阿里山森林鉄道沿いを歩きながら、自然と列車が織りなす絶景を間近で楽しめる人気のルートです。

今回、登山鉄道で独立山駅まで行き、下山時には絶景ポイントで列車を撮影してみました今日は平日で、列車は上りも下りも一本だけ。チャンスは一度きりなので、少し緊張していました。

今回、登山鉄道で独立山駅まで行き、下山時には絶景ポイントで列車を撮影してみました今日は平日で、列車は上りも下りも一本だけ。チャンスは一度きりなので、少し緊張していました(1000歩的繽紛台湾から転載)

 

樟腦寮駅から出発

列車はレトロで可愛らしいデザイン。ゆっくり坂を登る螺旋・迂回式工法の鉄道を体感でき、普段の観光ルートとは違い、登山と鉄道文化の魅力を同時に味わえるおすすめコースです。(03:15)

列車はレトロで可愛らしいデザイン。ゆっくり坂を登る螺旋・迂回式工法の鉄道を体感でき、普段の観光ルートとは違い、登山と鉄道文化の魅力を同時に味わえるおすすめコースです(1000歩的繽紛台湾から転載)

独立山は円錐状の急傾斜の山で、日本統治時代、阿里山の豊富な林産を開発するため、日本の技師・琴山河合博士が急峻な地形に挑みました。蝸牛の殻から着想を得た「螺旋状三回旋」鉄道は、樟腦寮駅から山を三周しながら徐々に高度を上げ、途中で「8」の字形ルートを描き、最後はトンネルを抜けて山を離れます。1907年完成のこの鉄道は、鉄道史に残る挑戦で、阿里山ならではの絶景を楽しめるスポットです。

1907年完成のこの鉄道は、鉄道史に残る挑戦で、阿里山ならではの絶景を楽しめるスポットです(1000歩的繽紛台湾から転載)

独立山駅を降りてから、まずは、台湾の小百岳のひとつ、独立山の三角点を目指します。この独立山国家歩道、実は景色がとてもきれいなことで知られています。緑に包まれた山道を、ゆっくり登っていきます。

あ、また線路と出会いました。登山道と鉄道が何度も交差するのが、この独立山の面白いところです。少し急な坂もありますが、静かな森の中を歩く時間は、とても気持ちがいいですね。

ここで列車旅のちょっとしたコツ。平日の樟脳寮駅と独立山駅には窓口がないため、まずそのまま乗車し、車内で車掌さんに精算します。

ここで列車旅のちょっとしたコツ。平日の樟脳寮駅と独立山駅には窓口がないため、まずそのまま乗車し、車内で車掌さんに精算します(1000歩的繽紛台湾から転載)

 

独立山歩道の登山プラン

ここでの予定は三つあります。一つ目は愛玉(オーギョーチ)を洗う体験。二つ目は奉天岩へ。三つ目は、山の人たちの食事をのぞいてみます。

一般の人は、ここでおいしい愛玉が食べられることしか知りませんが、実は「愛玉洗い」は予約制の体験です。水に入れて、袋の中の愛玉の種をもみながらこすります。すると種の中の果汁が水と混ざり、少し粘りのある汁が出てきます。店主がチェックに来ました。店主の動きはずいぶん優しくなりましたね。ありがとうございます、店主さん。

一般の人は、ここでおいしい愛玉が食べられることしか知りませんが、実は「愛玉洗い」は予約制の体験です(1000歩的繽紛台湾から転載)

さあ、山へ上がります。

ここでは、みんな自由に料理ができる場所です。登山者たちに何を食べていますか?と聞いたら、ごま油チキン「麻油鶏(マーヨージー)」だと答えてくれました。麻油鶏を食べたいなら、お碗を取って大丈夫です。お碗は奥の厨房にあります。もし準備がなくても、ここには自分でお金を入れ買える「良心ショップ」もあり、鍋などの調理器具はお寺が用意しており、無料で使えます。さらに、山の仲間たちが昼食に誘ってくれたこともあって。台湾の人たちの優しさに、思わず顔もほころんできます。

山の仲間たちが昼食に誘ってくれたこともあって。台湾の人たちの優しさに、思わず顔もほころんできます(1000歩的繽紛台湾から転載)

三つ目の体験は食事です。山の上でこんな豪華な食卓を囲めるのは感動的です。

ここで必ず味わいたい料理がいくつかあります。まず、塩胡椒豚肉。外はカリカリ、中はジューシーで、タレと一緒に楽しめました。次に、阿里山の苦茶油を使った苦茶油チキン。初めて食べましたが、香ばしくて美味しく、苦みはほとんどなく、後味がほんのり甘いです。

さらに「台湾の野菜、クァマオ(過猫)」は新鮮でシャキシャキ。マヨネーズとピーナッツ粉の香りとよく合います。そして見たことがないサイズの巨大川エビ、最後に、菜脯(ツァイプー・干し大根)チキンスープで締めました。

三つ目の体験は食事です。山の上でこんな豪華な食卓を囲めるのは感動的です。ここで必ず味わいたい料理がいくつかあります(1000歩的繽紛台湾から転載)

歩道がまるで山の食堂みたいになっています。デザート屋さんまであって、愛玉も売っています。実は、独立山を見に来るというより、台湾名物の「レモンシロップの愛玉ゼリー」を食べに来る人も多いそうです。

本当にすごいですよ。さっき食べてみてびっくりしました。普通の愛玉より弾力があって、すごくしっかりしています。一口食べると、もう一口食べたくなる感じでした。

普通の愛玉より弾力があって、すごくしっかりしています。一口食べると、もう一口食べたくなる感じでした(1000歩的繽紛台湾から転載)

 

列車を追いかけて撮影!

次のミッションは、いよいよ今日いちばんスリリングな挑戦です。本当に間に合うか分かりませんが…列車を撮りに行きます。よし、頑張ろう!

列車はすごくゆっくり走っています。ほら、先頭まで見えました。あ、来た来た。ハーイ!

やりました! ついに列車に追いつきました。大成功です。しかも私たちのすぐ横で止まってくれました。かっこいいですね! この場所を選んで正解でしたね。

えっ、写真を撮るために止まってくれたんでしょうか? そうみたいですよ。私たちのために止まってくれたなんて、感動です。ハーイ!イエーイ!今日は本当にラッキーです。なんと臨時列車まで走っていました。

写真を撮るために止まってくれたんでしょうか? そうみたいですよ。私たちのために止まってくれたなんて、感動です。ハーイ!イエーイ!今日は本当にラッキーです。なんと臨時列車まで走っていました(1000歩的繽紛台湾から転載)

吊り橋と列車の絶景を撮るために、全力で走ってきました。

さっきは道を間違えてしまって、もう列車に間に合わないと思っていましたが、ここは片方向に1本しかないので、逃したと思っていました。でも今日はもう1本列車があったので、急いでここまで走ってきました。本当にスリル満点です。

さっきは、あの有名な撮影スポットはもう撮れないと思って、半分あきらめていました。

でも今、ついに一番楽しみにしていた場所に来られました。もう最高です。願いが叶いました。

でも今、ついに一番楽しみにしていた場所に来られました。もう最高です。願いが叶いました(1000歩的繽紛台湾から転載)

 

吊り橋の上から列車が通る瞬間を見る景色、本当にここまで走ったかいがありました。列車との写真ミッションも無事達成。本当に感動です。思いがけずかなりハードな行程でしたが、その分、独立山は私の中でさらに特別な場所になりました。

列車を追いかけたカーブで、運転士さんが汽笛で「挨拶」してくれました。森に響くその音を聞きながら、思い出を胸に樟脳寮駅へ戻りました。

続いて、承翰さんの即興ギター弾き語りをどうぞ。

「独立山、阿里山への道、鉄道はぐるぐる回っても、ちゃんと終点まで行ける!……」

 

1000歩的繽紛台湾から転載
 

 

(翻訳編集・蘇燕)