怖じ気づいたのか? 中国共産党 イランとのミサイル購入合意を認めず

2026/03/04
更新: 2026/03/04

中国共産党(中共)外交部の毛寧報道官は3月2日の定例記者会見で、最近、中共がイランにCM-302超音速対艦ミサイルを提供したかとの質問を受け「関連する報道は事実ではない」と述べ、関与を否定した。

ロイターが2月24日に報じたところによると、米国がイラン攻撃を準備していた時期、イランと中共はCM-302超音速対艦ミサイルの購入契約締結に近づいていた。ただし、具体的な引き渡し時期は確定していなかった。

同報道は、軍事専門家2人の分析も引用した。CM-302超音速対艦ミサイルの射程は約290キロで、低高度を高速で飛行する能力を持ち、イランの攻撃能力を大きく高める可能性がある。専門家は、この能力が米軍の軍事力に対する脅威となり得ると指摘した。

事情を知る関係者は、イランと中共によるミサイル兵器システム購入交渉は少なくとも2年前に始まり、ここ数カ月で交渉の進展が加速したと明らかにした。

一方、先月には中国本土の複数の自メディア(個人系ニュースアカウント)が、テヘランへの中国製レーダー配備や米軍機への影響などを主張する投稿を相次いで掲載した。これらの投稿は「中国の対ステルスレーダーが配備され、米国のF-35は中東で優位性を失った」「中国の『対ステルスの目』がテヘランに入り、米国とイスラエルの航空優勢神話が終わった」「中国の偵察艦隊がイランを支援している」といった内容だった。

インターネット上に掲載されたある記事は、中共とイラン政府の軍事協力が米国の艦船や航空機に対する高度な監視能力を提供していると主張した。記事はさらに、中共が複数のレーダーシステムをすでに引き渡し、それぞれが約700キロ先の目標を探知できる能力を持つとして、中東地域の防空体制が戦略的に再編される可能性を指摘し、米国とイスラエルの軍事力に直接挑戦する動きだと説明した。

こうした情報に対し、中国のネットユーザーの一部は「これは機密漏えいなのか、それともデマなのか」と疑問を呈している。

公開資料によると、中国航天科工集団(CASIC)は、CM-302ミサイルを対艦ミサイルとして開発した。同兵器システムは艦艇、航空機、地上の移動発射車両に搭載でき、航空母艦や駆逐艦など中大型水上艦を攻撃する「切り札的兵器」とされる。

外交部の否定について、中国のネットユーザーの間では「絶対に認める勇気がないのだ」「中共はデマだと言い出した、次に狙われるのが自分たちだからだろう」「否定しても無駄だ、すでに誰もが知っている」といった批判や皮肉の声が出ている。

2月28日、米国とイスラエルはイランへの攻撃を開始した。攻撃開始から1日以内に、イラン最高指導者アリー・ハメネイに近い約40人のイラン高官が精密攻撃によって殺害され、国際社会に衝撃を与えた。中共がイランに提供したとされる防衛システムは、結果的に機能しなかったとの見方も広がっている。