FBI副長官のダン・ボンジーノ氏は、就任から1年足らずで辞任することを発表した。12月17日、彼は自身のX（旧ツイッター）への投稿で、「1月にFBIの職を離れる」と表明し、トランプ大統領、パム・ボンディ司法長官、およびカシュ・パテルFBI長官に対し、目的を持って奉仕する機会を得たことへの謝意を述べた。

「何よりも、国民の皆様に、皆様のために尽くすという栄誉をいただいたことを感謝したい。アメリカに、そしてアメリカを守るすべての人々に、神の御加護があらんことを」。

ドナルド・トランプ大統領は、正式な発表の数時間前にボンジーノ氏の退任を示唆していた。12月17日、トランプ氏は記者団に対し「ダンは素晴らしい仕事をした」と称賛し、「彼は自身の番組に戻りたいのだと思う」と述べた。

ボンジーノ氏は、ニューヨーク市警察の警官および米国シークレットサービスの特別捜査官としてキャリアをスタートさせた。2013年からはFox Newsの政治コメンテーターとして、またRumbleで「ダン・ボンジーノ・ショー」の司会者をしていたことで最も知られているが、2025年2月にFBIに加わった。

ソーシャルメディア上では、現在のFox News出演者および元出演者であるニコール・サフィア（Nicole Saphier）氏やトリッシュ・レーガン（Trish Regan）を含む人々が、ボンジーノの仕事に対して称賛した。レーガン氏は彼が再び出演するのを楽しみにしていると述べた。

エポックタイムズは、ボンジーノ氏が戻るかどうかについてFox Newsにコメントを求めたが、即時の返答は得られなかった。

ボンジーノ氏は、パテル氏の下でNo.2のポジションに選ばれる前、FBIでの事前の経験は一切なかった。

「ダンはこのFBIを復活させるのに、私が求める最高のパートナーだ」とパテル氏は水曜日の夜にXに投稿した。

「彼は組織をより効率的にするための重要な改革をもたらし、成功したSummer Heat作戦を主導し、透明性のための人々の声として機能し、パイプ爆弾捜査のような長い間未解決だった事件で大きな進展を達成した。そしてそれは彼が毎日アメリカのために行っていた仕事のほんの一部である」

FBIはこのポジションの後任をまだ指名していない。このポジションは上院の承認を必要としない。

ボンジーノ氏は、その短い任期の間、ジェフリー・エプスタインに関連するファイルの取り扱いを巡って司法省と衝突した。彼は自身のポッドキャストで、この金融業者であり性犯罪者である人物の2019年の死や著名な人脈について、長年にわたり回答を要求し続けてきた経緯がある。

ファイルの取り扱いを巡る意見の相違が報じられたものの、トランプ氏は7月の時点で、彼らの関係は依然として親密であると述べ、ボンジーノ氏を「非常に良い男だ」と評価していた。