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2026年W杯チケット 高騰批判で「60ドル席」新設 日本代表日程も紹介

2025/12/18
更新: 2025/12/18

2026年北中米ワールドカップで、高騰するチケット価格への批判を受けた国際サッカー連盟(FIFA)が、全104試合を対象にサポーター向け60ドル(約9千円)席を新設した。 各国協会に配分される低価格チケットの概要と価格戦略見直しの背景、さらに日本代表が戦うグループFの日程を詳しく伝える。

FIFAは12月16日に発表を行い、各試合において60ドルの特別価格チケットを用意するとした。これらのチケットは出場チームの所属各国サッカー協会に配分され、各協会がホーム・アウェーを問わず応援に駆けつけてきたサポーターに、どのように割り当てるかを決定する。

チームごとのチケット配分数は1試合あたり400枚から750枚の見込みで、FIFAはこの価格帯を「サポーター階層」と呼んでいる。

なぜFIFAは価格戦略を見直したのか

FIFAは、なぜこのように販売戦略を大幅に変更したのかについて具体的な説明をしていないが「大会全体を通じて自国代表チームを応援するファンを支援することが目的である」と述べている。

先週FIFAが発表したチケット販売の詳細によると、アメリカ、カナダ、メキシコの3つの共催国が関与しない試合では、グループステージの最低価格が120ドル(約1万8千円)から265ドル(約4万円)に設定されていた。この価格設定は世界中のファンの間で衝撃と不満を呼び、FIFAの方針に対して強い反発が起こった。

2026年ワールドカップは、北米の16会場で開催される予定だ。アメリカ国内ではNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)のスタジアム11か所、カナダの2会場、メキシコの3会場が使用される。近年のNFLスタジアムでは、ホスピタリティ関連の運営が外部委託されず、スタジアム内部で一元管理される傾向にあり、これによりFIFAは従来を大きく上回る数十億ドル規模(数千億円規模)の収益を得るとみられている。

今回の大会は、これまでの32チーム制から拡大し、初めて48チームが参加する。FIFAはこの大会で少なくとも100億ドル(約1兆5千億円)の収入を見込んでいる。

FIFAによると、最新の販売段階ではすでに2千万枚を超えるチケット申し込みが寄せられているという。

日本代表・グループFの対戦相手と試合日程

ちなみに、日本代表は2026年FIFAワールドカップのグループステージで、グループFに所属する。対戦相手はオランダ、チュニジア、ヨーロッパプレーオフB勝者である。​

日本代表グループF日程(日本時間)
第1戦:6月15日(月)、日本対オランダ(ダラス・スタジアム/アメリカ)、​午前5時キックオフ

第2戦:6月21日(日)、日本対チュニジア(エスタディオ・モンテレイ/メキシコ)、​午後1時キックオフ 

第3戦:6月26日(金)、日本対欧州プレーオフB勝者(ダラス・スタジアム/アメリカ)、午前8時キックオフ 

秋生
中国語大紀元の記者