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流行語大賞に「オールドメディア」 名付け親の青山繁晴氏「民主主義の根本考えるきっかけに」

2025/12/01
更新: 2025/12/01

今年話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2025T&D保険グループ新語・流行語大賞」の年間大賞とトップ10が1日に発表され、トップテンに「オールドメディア」が選出された。会場には、名付け親の青山繁晴環境副大臣が駆け付けた。

青山氏は、「批判とか皮肉で申したのではない」「ニューメディアとの対比ではない」と前置きしたうえで、若い記者に対し「今のメディアの大半がなくなってしまう懸念があるということにちゃんと立ち向かって、自分の足で、自分の手で情報を取って、報道の本来の使命が果たせるようになってほしいという思いで、14~15年前から申し続けてきました」と説明した。

「オールドメディア」は、新聞やテレビなどの既存メディアを指す言葉。しばしば「偏向的だ」と批判する文脈で使用されることが散見されるが、青山氏は「正直、私が申した真意とは少し違う文脈があると思っている」という。

「言葉というものは独り歩きしていくことがむしろ大切なので、これによって情報というものの根本、情報で成り立っている民主主義の根本をみんなに考えていただくきっかけになればいいなと思う」と語った。

また、インターネットは「情報の民主化」と表現したうえで、「僕自身が誹謗中傷に直面しますし、インターネットのダークサイドは大きいが、それでも情報をみんなで共有できるようになった」とし、「その方向で進んでいって『オールドメディア』という言葉が良い意味で消滅する時代になればいいなと願う」と語った。

青山氏は共同通信社の政治部などで記者を18年以上務めていた。

トップ10に選ばれたのは(順位なし)、オールドメディアのほか、「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」、トランプ関税、エッホエッホ、緊急銃猟/クマ被害、国宝(観た)、古古古米、戦後80年/昭和100年、二季、ミャクミャクだった。

選考委員特別賞には、今年6月に死去した巨人・長嶋茂雄終身名誉監督を称えた「ミスタープロ野球」が選出された。

エポックタイムズ記者。日本の外交をはじめ、国内外の時事問題を中心に執筆しています。