高市早苗首相による「台湾有事」発言は日中関係を緊張させたものの、日本ニュースネットの世論調査によれば、高市内閣の支持率は72%に達している。元乃木坂46の松村沙友理は情報番組の中で高市首相を「素晴らしい」と絶賛した。
11月24日に「読売新聞」が発表した最新の世論調査では、高市内閣の支持率は72%に上った。松村沙友理は同日、日本テレビ系の番組『情報ライブ ミヤネ屋』に出演し「高市さんのすごいところは、これまで政治に関心を持たなかった若者が、高市さんのおかげで政治に目を向けるようになったこと」と語った。
少し前、高市首相はAPEC首脳会議に出席した際、隣席の相手と話しやすくするために椅子を滑らせ、インドネシアプラボウォ・スビアント大統領の横に近づいて会話を交わした。この行動は強い社交性と柔軟な外交姿勢の表れとして注目を集めた。
「高市旋風」はその後、南アフリカで行われたG20サミットにも及んだ。特に注目されたのは、会場でイタリアのメローニ首相と初めて対面した際、高市首相が相手の名を呼びながら近づき、熱いハグを交わした場面である。深色のスーツに身を包んだ男性政治家が多い中で、2人の女性首脳の明るい交流は一際目を引いた。
高市早苗氏の積極的な外交スタイルは日本国内でも高く評価されている。多くの国民は、彼女が従来の硬直した外交姿勢を破り、各国首脳との距離を素早く縮め、日本の国際的な存在感を高めているとみている。
松村沙友理は番組で「G20での積極性も若い世代から見ると『すごくいいな』と映る」。司会の宮根は「高市早苗さんは初対面の外国首脳とすぐにハグできる。そんな日本の政治家はほとんどいなかった」と指摘。松村は「あれだけ頑張っている姿を見ると、本当に素敵だと思う」と応じた。
高市早苗氏は数十年ぶりに台湾海峡の危機を日本の自衛隊派遣の可能性と結びつけて明言した現職首相となった。11月7日の国会答弁では、台湾海峡で武力衝突が起きた場合、それは「日本の存立を脅かす事態」と見なし得るとの、いわゆる「台湾有事論」を公にした。
この発言は、日本が台湾危機下で集団的自衛権を行使し、軍事介入を行う法的根拠となる可能性があり、中国側は強く反発。日本への経済的報復措置として、中国人旅行者に対する訪日警告、日本産水産物の輸入再開の停止、新規日本映画の上映許可審査の凍結などを行い、「台湾有事」発言を撤回するよう日本側に求めた。
しかし、高市氏はG20出発前、北京を刺激した発言を撤回するかと問われた際、「日本の存立を脅かす事態については、政府は入手し得るあらゆる情報をもとに、具体的状況に応じて総合的に判断する」と述べた上で、「私はすでに答弁で何度も説明してきた。政府の立場は一貫している」と強調した。
番組で宮根から「高市さんの発言は分かりやすいか」と問われた松村沙友理は、「とてもそう思います。高市さんの言葉は理解しやすいし、前向きな言葉も多い」と答えた。
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