新潟県新発田市の老舗蔵元・菊水酒造が2025年10月21日にX(旧Twitter)の公式アカウントで投稿した動画「ふなぐち×カステラ」が話題を呼んでいる。動画では、日本初の缶入り生原酒として知られる「菊水ふなぐち」にカステラを浸す様子が紹介され、投稿から数時間で2万件を超える「いいね」を獲得した。
酒の濃厚な甘みとカステラの風味が意外にもマッチするとして、日本酒ファンやスイーツ愛好家の間で注目が拡大した。しかし日本酒と甘味を同時に摂ると糖質とアルコールの吸収が早まり、血糖値の急上昇や酔いやすさにつながることはよく知られている。ましてや糖尿病予備群や肝機能に不安がある人に勧められないことは多くのユーザーは認識しているようだ。
リプライ欄では「絶対にマネしたい」「危険なほど美味しそう」などのコメントが相次ぎ、関連ハッシュタグ「#ふなぐち」も一時トレンド入りした。一方で「こんな情報が公開されて良いのか」などといった声もあり、謎のやりとりがネット上で展開している。
「ふなぐち」は1972年に日本初のアルミ缶入り生原酒として登場し、累計販売3億本を超える菊水酒造の代表ブランド。非加熱・生詰めならではのフレッシュで濃厚な味わいが特徴で、日常的な一杯から創作的な飲み方まで幅広く親しまれている。
菊水酒造は公式アカウントで「非常に危険です。 #ふなぐち にカステラを付けてはいけません。特にざらめ付きのカステラでは絶対にやらないでください」と注意喚起をしている。 注意されると何となくやりたくなるものだが、何事も程々にしたほうがよさそうだ。
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