7月19日、2025年参院選の選挙戦最終日、東京選挙区から無所属で立候補している平野雨龍(ひらのうりゅう、31歳)氏が、新宿駅南口で選挙活動の締めくくりとなる街頭演説を行った。2025年の参院選で「対中強硬派」と明確に言われる立候補者だ。
この日19時、新宿駅南口には多くの支援者や市民が集まり、最後の訴えに耳を傾けていた。新宿駅周辺は人で埋め尽くされるほどの盛況ぶりで、現場は通行できないほど一時混雑状態となった。


平野氏は自身が反中国的な政策の訴えを続けてきたことに触れ、「中国による土地取得やビザ、帰化などの規制を厳しくする必要がある」と主張した。また、「ウイグルや香港、南モンゴルなどで起きている人権問題への関心を日本全体で持ってほしい」と強調し、「強制収容所に入れられたいですか? 臓器収奪されたいですか?」と、その危機感を訴えた。
平野氏は無所属として組織や政党の支援を受けず、街頭活動やSNSなどを中心に有権者に直接呼びかけてきた経緯を説明した。演説では「既存の体制やメディアは自分を無視してきたが、多くの市民の支援に支えられて、ここまで来ることができた。無所属の候補だからこそ、本当に必要なことを正直に国政の場で訴えることができる」と語った。
同氏は2019年の香港民主化運動支援やウイグル問題の啓発活動など、かねてより人権問題への取り組みでも知られている。今回の選挙戦でも中国への警戒感や移民政策の見直しを前面に打ち出しており、現場の聴衆からも賛同の声が上がった。
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