2月26日、トランプ大統領は就任後初の閣議を開催し、マスク氏も政府効率化省（DOGE）の主要メンバーとしてこの会議に参加した。彼は自身を「テクニカルサポート」と称し、DOGEが政府のコンピューターを修復中だと述べた。

ホワイトハウスは26日の早い時間に、閣僚たちがマスク氏率いる政府効率化省からの助言と指導を聞くため、マスク氏が閣議に出席すると発表した。

会議でマスク氏は立ち上がって発言し、自身を「テクニカルサポート」と呼び、DOGEが「政府のコンピューターシステムを修復する」ために多くの作業を行っていると述べた。

マスク氏は「テクニカルサポート」と書かれた黒いTシャツを着て閣議に参加した。

政府職員へのメールは「業績評価」ではない

マスク氏は、自身の仕事が政府部門の大規模な人員削減に関わっているため、「多くの死の脅迫」を受けていると付け加えた。

先週末、マスク氏は連邦職員に対して、自身の職務内容を説明するよう求めるメールを送信し、応じない場合は失業のリスクがあると警告した。その後、100万人の連邦職員が回答した。

このメールについて質問されたマスク氏は、これは「業績評価」ではなく、「パルスチェック（従業員の満足度や健康状態を短期間に繰り返し調査する手法、またはその調査結果）評価」だと説明した。

マスク氏は次のように述べた：「政府の給与リストには多くの死亡した人々がいると考えています。これが彼らが応答できない理由かもしれません。実際には給与を受け取っている架空の人物のように、実在しない人もいます」

「だから私たちは本当に、これらの人々が実在するのか、まだ生きているのか、メールを書けるのかを確認したいのです」とマスク氏は付け加えた。

彼は、連邦職員の改革は「ここにいる全員の支援」があってこそ実現できると強調した。マスク氏はまた、アメリカ政府の大規模な改革には、一部の重要なポストの削減が含まれることを認めた。

特に、アメリカ国際開発庁のエボラ予防プログラムが「誤って」削減されたことに言及したが、この計画の取り消しを迅速に撤回すると保証した。

トランプ大統領はマスク氏の仕事について次のように述べた：「彼ら（閣僚）は、イーロンとその仕事を非常に尊重しています。一部の人々は少し意見が異なります。しかし、ほとんどの場合、皆が喜んでいるだけでなく、興奮していると思います」

ホワイトハウス首席補佐官がマスク氏の役割を説明

ホワイトハウス首席補佐官のスージー・ワイルズ氏は、共和党上院議員との非公開の昼食会で、政府におけるマスク氏の役割に関する質問に答えた。

ジョシュ・ホーリー上院議員によると、ワイルズ氏はマスク氏の仕事の「基本的なポイント」を列挙し、彼が閣僚ではなく直接トランプ大統領に報告していることを示した。

「マスク氏は大統領と直接協力し、そして大統領が閣僚と協力します。」とホーリー氏は述べた。また、ワイルズ氏がマスク氏とトランプ大統領の協力について、ワークフロー（業務の流れや、その流れを図式化したもの）の説明をしたとも言及した。

アラバマ州選出のトミー・タバービル上院議員は、ワイルズ氏がマスク氏の「手順、何をするか、どのようにするか——イーロンがどのように管理し、人々を雇用し、彼らをまとめ、どこに行き、次に何をするか」を説明したと述べたと言う。