韓国で181人搭乗の旅客機が着陸時に炎上 ムアン国際空港

2024/12/29
更新: 2024/12/30

韓国南部のムアン(務安)国際空港で航空機事故が発生した。2024年12月29日午前9時3分頃、チェジュ航空7C2216便がタイのバンコクから到着する際に事故を起こした。日本人の搭乗者はなかった。NHKなど日本の大手メディアが報じた。

旅客機は着陸時に滑走路を逸脱し、フェンス外壁に衝突して炎上。機体は半壊した。事故機はボーイング737-800型機。

韓国政府によると、乗客175人、乗員6人の計181人が搭乗していた。最新の報告(29日午後1時前)では、少なくとも85人が死亡、2人の生存が確認され、救助活動が続いている。乗客の大多数が韓国人で、2人がタイ国籍。

NHKによると事故の正確な原因は調査中だが、現地の消防は1回目の着陸に失敗し、2度目に胴体着陸を試みた可能性を推定。原因はバードストライクによるものと見ている。

韓国政府は救助活動に全力を尽くすよう指示。チェジュ航空は公式ホームページで謝罪し、「全力を尽くす」と表明した。

この事故は、チェジュ航空が務安国際空港に定期便を就航してからわずか21日後に発生した。