26日、米ニューヨークを拠点とする中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は、愛知県芸術劇場で3日目の公演を行った。この日も、舞踊と音楽による純然純美の舞台芸術が満員の観客に感動を届けた。
2025年の世界巡回ツアーでも神韻芸術団は5大陸の200以上の都市を訪れ、共産主義以前の中国の伝統的な美しさを世界中の観客に届けている。日本では、名古屋のほか、京都や兵庫、埼玉、東京、大阪などで公演を行う予定。神韻2025日本公演のチケットはホットライン(0120-91-8487、午前10時〜午後5時)のほか、公式ホームページからも購入することができる。
「すごく綺麗」「涙出そうに」絶賛の声続々と
環境エンジニアリング会社の社長である杉本光宏さんは、「もうすごく映像も綺麗だし、踊りもすごいダイナミックで感動しました」と絶賛した。
神韻が独自に特許を取得したステージ後方に鮮やかな光景を映し出す背景幕に加え、繊細な音色を紡ぎ出す中国の古典楽器と壮大な西洋のオーケストラの融合は、洗練された舞踊を引き立てる。
「西洋と東洋の音楽が融合した(オーケストラの)演奏で合わせた舞踊というものは見たことがないですから、初めての体験で感動しました」と杉本さんは称賛した。
現代中国の演目では、中国共産党政権による迫害を受ける法輪功学習者やその家族の葛藤が描かれる。善良さを貫く彼らは、最後に奇跡を目の当たりにする。
杉本さんは、その演目を鑑賞して「正直見てて胸がつまされるというか、涙が出そうになるぐらい」と語り、中国における人権問題を「再認識させられた」と述べた。
自動車部品の製造会社の社長である斎藤充広さんは印象に残った演目について「西遊記です」と答え、「現代の優れた映像技術と踊りが一緒になったのが印象的でしたね」と語った。
子供とともに神韻の公演を鑑賞した理由について、斎藤さんは「子どもにこういった本物の芸術を目の前で見せてあげたいと思いました」と述べた
神韻芸術団は、共産主義以前の中国の伝統文化を復興させることを使命としている。「やっぱり残すべきものは残さないと、この後の世代の人はそれを見ることができないので、残していくべき」と、神韻の使命に共感していた。
登録者数110万人超の園芸名人が「もう度肝抜かれた」と絶賛
この日神韻の公演を鑑賞した亀山利幸さんは、「一番最初の演目で、もう度肝を抜かれたみたいな感じだったので、そこから一気にこういうのが引き込まれる感じでした」と感動を語った。
最初の演目で幕が上がると、そこに広がるのは荘厳で美麗な天上の世界が目の前に広がる。亀山さんと同じく最初の演目の印象が残り、感銘を受けたと語る観客は多い。
亀山さんは、Youtubeチャンネル「カーメン君」ガーデンチャンネルで112万人の登録者数を擁しており、園芸に関するエンターテインメント動画を発信している。
神韻公演は、古典舞踊や舞踊劇、オリジナル歌曲の独唱、中国楽器の二胡の独奏など、約20の演目からなり、壮大な絵巻物のような世界に観客を誘う。
記者から「中国の伝統文化への旅はいかがでしたか?」と聞かれると、亀山さんは「浸っていた気分で、とてもまた来たくなるような感じの舞台でした」と締めくくった。
広告代理店の社長である三輪昭二さんは、チベットの舞踊について「細い、体幹のしっかりした方がいっぱいいらっしゃって素晴らしい。」と、神韻の舞踊家らの高度な身体能力を讃えた。「躍動感がありますし、ストーリーが分かりやすかった」とも語った。
神韻のアーティストの身のこなしから、舞踊の鍛錬のみならず、芸術には心を磨く要素も重要だと感じたという。「やはり普段の鍛錬や修練といいますかね。心を守ってやっていかないと続けられないんだろうなと思っています」と述べた。
「世界で一番最高」大手企業の元幹部が感嘆
富士通北陸システムズの元業務執行取締役である中田浩さんは、「今日は素晴らしいものを見させていただいて、世界で一番最高の演技、感動しましたね」と絶賛。「見始めてから結構ドキドキして、ずっとそれが続くんですね。素晴らしかったですね」と感動を語った。
「演出もそうですし、衣装、踊りが素晴らしいですよ。みんな揃ってて、あんなの見たの初めてですね」と絶賛した。
妙音を奏でる二胡の独奏についても、「あれは素晴らしいですね。(演奏する姿を)初めて見ましたし、本当にいいですね。また聴いてみたいものです」と語った。
舞踊劇では、「仁・義・礼・智・信」と「無為自然」いった古来の美徳を反映する演目や、信仰者の受難と救済を描いた演目が上演される。
中田浩さんは、天上界の壮麗さとともに修養の美徳を感じたという。「天に帰るときにちゃんと帰してもらえるのかな、ちゃんといいことをしないといけないな」「いいことをしないとね。そうしないと天には行けませんね」と感慨深げに語った。
元バレリーナである沖田葵さんは、初めて鑑賞する中国古典舞踊に「本当に綺麗」「手の先まで細かく丁寧に演技されてて、素晴らしい」と絶賛した。
2006年に設立された神韻は今や8つの同規模の芸術団を持つに至り、世界中で同時に巡回公演を行なっている。毎年、数々の世界トップレベルの劇場で満員の大盛況を記録した。
大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。
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