大型連休初日(1日)、浙江省楽清市にある名山「雁蕩山(ヤンダンサン)景区」のロープウェイが故障し、ゴンドラから女性観光客が転落して負傷したことがわかった。
中国メディアによると、事故が起きたのは午後5時頃でロープウェイが突然故障し、強風によってゴンドラの扉が開き、乗っていた女性が転落した。ゴンドラ内に残った女性の子どもは「ママが落ちた、早く助けて」と大泣きしていたという。
「ゴンドラ内にシートベルトはなかった」と事故発生前に利用した別の観光客が明かしている。
景勝地の公式サイトは翌日、前日に起きた事故や落下した女性観光客(34歳)が負傷したことを報告し、現在、事故原因について調査中と伝えた。
現在、事故が起きたロープウェイは運休中だ。
なお、同景勝地は中国の観光地の等級のなかでも最高級レベルで、奇岩・怪石や滝、湧水を見られることで有名である。
関連ニュースをめぐっては「いくら強風だからといって、運行中に扉が開くなんてとんでもない! 怖すぎる!」と衝撃を受ける人も多い。
「責任ある管理体制やメンテナンス」を求める世論の声が高まっているが、「今はどこでも金欠だ、管理やメンテナンスにかけるお金はどんどん削られているだろう、そして管理不行き届きや老朽、メンテナンス不足を原因とする事故も今後多発しそうだ、もうそういう危険な乗り物には乗らないことだ」と分析し、リスク回避を心に決めたという人も少なくない。
(現場の様子)
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