NYタイムズの虚報 読者が知るべき10のポイント

2024/08/31
更新: 2024/08/31

ニューヨーク・タイムズ」に掲載された最近の記事は、神韻芸術団と法輪功に対して誤った攻撃をしている。このことは「ニューヨーク・タイムズ」に対して、広範な疑問と批判を引き起こしている。これに応じて、法輪大法情報センター(FDIC)は、報道について読者が把握すべき10の重要な事実を表明した。

世界的に称賛されている神韻芸術団は、世界トップクラスの中国古典舞踊と伝統音楽を提供する芸術団だ。現在、8つのグループが活動しており、過去と現在のメンバーは合わせて1千人を超える。彼らは毎年、世界中の200以上の都市で公演を行い、観客から愛され、高い評価を受けている。

しかし、中国共産党(中共)は神韻の公演を阻止しようと、世界中の劇場で様々な妨害活動を行い、神韻芸術団の移動バスのタイヤに切り込みを入れたり、爆弾騒ぎを広めるなどの行為に及んでいる。

「大紀元時報」が以前に取得した中共の内部資料には、海外の法輪功の本部や支部に対して「計画的かつ戦略的に攻撃する」と記されており、また「西側で影響力を持つ専門家や学者、ジャーナリストを利用し、海外メディアを通じて、中共支持の意見を拡散させる」という指示が示されていた。

8月15日には、「ニューヨーク・タイムズ」が多くの事実誤認を含む長文を掲載し、一方的な意見を持つ人々のコメントを引用して、神韻芸術団を攻撃する記事を発表した。

時事評論家の藍述氏は、「ニューヨーク・タイムズが何らかの原因で、神韻から脱退した人物に積極的に接触し、そのコメントを記事に取り上げているのは、何を意味しているのか。これは同紙に、何か問題があることを暗示しているのではないか」と述べた。

「ニューヨーク・タイムズ」の記事では、明らかな証拠を無視し、特定のいわゆる専門家のみの発言を引用して、中共が組織的に法輪功学習者から生体臓器を収奪しているという事実を否定している。

法輪大法情報センターの張而平代表は、「ニューヨーク・タイムズの報道内容が、豊富な医学的証拠や米国、欧州議会での専門家や学者の証言を無視し、中共の残虐な行為や人道に対する罪を正当化するものである」と述べた。

法輪大法情報センターは徹底的な調査を行い、「ニューヨーク・タイムズ」の報道に多くの疑問点があると指摘し、読者が理解すべき10の重要なポイントを提起している。

1. 「ニューヨーク・タイムズ」の記事では、インタビューされた人物が、中共政府と利益を共有しているという可能性については言及していない。

2.  中共の支持者であるYouTuberが、神韻公演に対して暴力を振るうと脅迫し、米国で不法に武器を持っていたとして告訴されている。この人物は「ニューヨーク・タイムズ」で取材された人物と緊密な関係を持ち、記者との協力を公にしている。

3.  電子メールでのコミュニケーションを通じて、「ニューヨーク・タイムズ」の記者が、否定的な情報を記事に取り上げつつ、別の元神韻のアーティストが提供した反論を、故意に記事から除外していたことが、判明した。

4.  該当する記事では、神韻に関連する非代表的な元メンバーである人物のコメントを取り上げ、それが神韻に対する広範な批判のように報じている。

5.  記事では、神韻のアーティストたちが適切な医療を受けるチャンスを妨げられている、あるいは必要な治療を受けていないと誤解されるような暗示的な表現が使用されている。

6.  さらに、米国の学校で広く行われている通常の慣行が、悪意があるかのように、不正確に描かれている。

7.  この記事は、文化や宗教に対する理解が欠けており、偏見を含んでいると感じられる。

8.  また、記事は意図的に感情的な言葉遣いや表現を使い、読者の感情に訴えかけ、影響を与えようとしている。

9.  この記事は、中共による法輪功への迫害を正当化する内容となっており、実際に行われている不正な臓器移植や、神韻芸術団に対する中共の国境を越えた迫害を否認している。

10.「ニューヨーク・タイムズ」は、長年にわたり法輪功についての報道に偏りがあったとされる歴史がある。

国際問題の専門家である唐浩氏は、報道における専門性が重大な過ちと不備を露わにしていると指摘している。ニューヨーク・タイムズの記者や編集者たちが、客観的な報道をする意思がなく、初めから攻撃的な立場で選択的に取材し、記事を書いており、中共との関係を隠蔽していると述べている。これにはさらに詳細な調査が必要だとしている。

張而平氏は、

「一部の人権専門家が指摘するように、ニューヨーク・タイムズのこのような報道は、中共のやり方と同じだ」と述べている。

「私たちは自由な社会で、中共の言い分を代弁するような報道があってはならないと願っている」

藍述氏は次のように語っている。

「20年以上にわたってニューヨーク・タイムズが報じてきた法輪功に対する中共の迫害についての記事は、一貫して中共の視点を反映している。なぜそんな非合理的な立場を取るのか、私はニューヨーク・タイムズが、中共と何らかの利益を共有しているとしか考えられない」