「日本のマクドナルドは100点満点だ。ミシュランの星を与えてほしい」。来日中の米テック大手メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、照り焼きチキンやエビバーガーなど日本特別メニューを堪能したのち、こうコメントした。
現在ザッカーバーグ氏はアジア周遊の最中にあり、岸田文雄首相を含む政界やビジネス界のリーダーたちと会談を重ねている。日本そして韓国、インドの3か国を訪れている。
ザッカーバーグ氏は日本滞在中、雪山での家族スキー、埼玉県の日本刀工房を訪れ刀鍛冶を体験するなどレジャーを楽しむ様子を、フェイスブックやインスタグラムなどに動画付きで紹介した。武術をたしなむ同氏は、日本刀の見事な試し切りも披露した。
今回のアジア周遊の狙いは、拡張現実(XR)や人工知能(AI)など先端技術についてアジア地域リーダーとの関係の強化を図ることとみられる。偽情報などAIの悪用による害が広がる中、これらの規制について政治家たちの判断がビックテック企業に影響を与える。
27日には首相官邸で岸田文雄首相と会談し、「未来の技術について建設的な話をした」とコメントした。韓国入りしたザッカーバーグ氏は28日、サムスン電子の李在鎔会長やLGエレクトロニクスの曺周完CEO、同社のパートナー企業であるLGエレクトロニクスのウイリアム・チョウCEOと会談。AFP通信などによれば、技術協力について協議したという。
29日には尹錫悦大統領との会談も予定され、大統領府は米国の大手テック企業とのビジネス提携が促されることを期待するとコメントしている。
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