16日、日本を巡回公演中の神韻芸術団が、福岡サンパレスホールでの最終公演を行なった。ニューヨーク発、古典舞踊と音楽の舞台公演を通して中国伝統文化の復興を目指す神韻。満場の大盛況となった会場からは感動の声が届いた。
この日の公演をもって、12都市で42公演を開催し過去最大規模となった神韻2024日本公演は、盛況のうちに閉幕した。現在、神韻は8つの同規模の芸術団を擁し、米国や欧州をはじめ世界各国で同時に巡回公演を行ない、一大センセーションを起こしている。今回日本ツアーを行なった神韻ニューヨーク芸術団は、続いて次の開催国である豪州へと向かう。
リース企業理事長が感動「人生最高の思い出に残る」
この日、リース企業理事長の原康一さんが公演を鑑賞した。「最高でしたね。大感動。びっくり。今までいろんなものを見てきましたけど、ここまで美しくて、こんなに綺麗なものとは、本当に想像以上です」と絶賛した。「一人一人のアーティストたちが楽しんで、一体感を持ってやっている」ことに感動を覚えたという。
神韻が独自に特許を取得したデジタル背景幕は、ステージ後方に鮮やかな光景を映し出す。「いつの間にかバック(背景)にすっと吸い込まれて、私たちも一緒に入っているような不思議な気持ちがして楽しかったです」と臨場感を味わっていた。
神が伝えたとされる中国伝統文化の復興を掲げる神韻芸術団。忠義や献身、善良な信念といった古来の美徳が表現されるステージから、生き方を内省することができたようだ。
「人は生まれたら必ず死に向かっていくんですけど、必ず生まれ変わって別の世界に行くので、死は怖いものではない。なので、きちんと愛と思いやりを持って、一日一日を大切に生きていくということが大切だなというふうに思いました」
危機の時代に創世主の救いが到来する場面には、「将来そういうお迎えが来たらいいなと思いました」と期待を込めた。「今日は家内と来たんですけど、2人にとって人生最高の思い出に残る時間だったと思います」
過去最大規模の日本巡回公演、盛況のうちに閉幕
昨年12月22日の名古屋公演を皮切りに、二ヶ月弱にわたって開催された神韻2024日本公演は、この日の福岡公演をもって閉幕した。世界最高峰の中国古典舞踊を届ける夢の舞台に、北は札幌から南は福岡まで、各都市の一流の観客らが称賛を送った。
1月31日、東京公演を鑑賞したノンフィクション作家で著名な中国ウォッチャーの河添恵子さんは、「心と体の全てが美しいということが伝わってきた」と絶賛した。
「一つ一つの演目が短く、中国の知識がなくても初めて見て分かるのが、すごくいいなと思います。過去のものから現代のものまで、非常にバラエティに富んだ特別な世界観にとても感銘を受けました。最後の演目は希望が持てました。ハルマゲドン(世界の終末)のような場面で、優しい心が出てきて救済してくれるという、良い意味で性善説というのが分かって面白かったです」
今月6日、初となる札幌公演を鑑賞した会社経営者の中野むつみさんは、精神修養を重んじる神韻のアーティストらが放つ、純粋なる善と美に感銘を受けていた。
「最高の芸術です。全ては心から始まり心で終わる。心を綺麗にしようとする一人一人の努力が世界を良くする。そのことを踊りと音楽だけであそこまで伝えられることに、とにかく驚きました。 踊りや音楽は心を磨いていないとできない、修行みたいなものですから、心を綺麗にしながら目指すものがあるのだろうなと思い、もう素晴らしく感動しました」
昨年12月27日、渋谷公演を鑑賞した国際政治コメンテーターの及川幸久さんは、「中国に対する見方が変わった」と語った。
「中国の伝統的な芸術が、神の世界をこれほど見事に描いているとは思わなかった。その素晴らしさに感動しました。今、国際情勢はある意味一番ひどい状態にあるけれど、神韻は世界にまだ希望があることを教えてくれている。本当は、お金とか自分の欲とかを超えた世界をみんなで作っていくという使命が、一人一人にあると思うんですよ。それを見事に描いてくれています」
今回日本を訪れた神韻ニューヨーク芸術団のアジア・オセアニア巡回公演は続く。2月23日から3月23日にかけて豪州の3都市で14公演を、3月26日から4月20日にかけて台湾の6都市で28公演を予定している。
大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。
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