「緊急車両が一台来て、それを行かせた後、お巡りさんが二人郵便局に入っていった。そのわずか2、3秒後に発砲音が響き渡った」とバスの運転手は振り返る。
埼玉県蕨市で31日に発生した郵便局立てこもり事件。事件発生時、現場付近を通過していたバスの運転手が、その瞬間の状況を大紀元エポックタイムズの取材に語った。
80代の男が拳銃のようなものを持ち、郵便局内に立てこもった。銃撃発生時に付近を通りかかったバス運転手は事件当時の様子を目撃していた。運転手によれば、「パーンという乾いたような音がした後、周囲の人々が逃げろ逃げろと叫んでいた。私はすぐにバスを停め、お客さんには降りないでと伝えた」という。
また、運転手は「パトカーから降りてきたのは、盾を持った警官2人。彼らが郵便局の入り口から入ったわずか数秒後に、再び発砲音がした」と証言。郵便局内には事件発生時、一般の人々が複数いたが、「大きな騒ぎは起きていなかった」と述べた。
最後に、運転手は「お巡りさんが入った瞬間にも発砲音がした。お巡りさんの姿を確認してから発砲したのかも」と語った。
80代の男が拳銃のようなものを持って郵便局に立てこもった。19時ごろ、建物内に残された2人の女性局員のうち、ひとりが郵便局の出入り口から出た。警察に女性は保護され、ケガはないという。
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